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テーマ:フルート(625)
カテゴリ:フルート
今週、水曜日の個人レッスンで教わったことの一つが譜読みと指使いの練習。
楽譜を見て音名(階名)を声に出して読み、同時にフルートは吹かずに指使いの練習をするように、との指示をもらった。これは暗譜にもよいということで、先生もよくやっているということだ。 私はこれが大の苦手! 楽譜を読むときは模様読みをしているので音名では読まない。この習慣は大昔に読んだピアノの練習読本(タイトルは忘れたが天池真佐雄さんの書いた本)に書かれていた模様読みを習得しようと譜面と鍵盤を直結させてイメージする練習をして以来ずっとだと思う。 そもそもピアノやギターなど多声楽器は楽譜を音名で読んでも面白くない(そういう問題ではないか?)。音符の間隔を模様として見て鍵盤やギターの運指に直結させた方が合理的なようだ、とずっと信じてきた。リズムも同じようなもので、模様としてリズムを感じる練習をしてきたように思う。 その結果、指使いの難しくない曲であればほとんど初見で吹ける、という自信はあるのだが、いざ音名で読んでフルートの指使いをしろと言われても、途方に暮れるばかりだった。 思えば、暗譜が苦手なのもこの辺のことが理由になっているのかもしれない。楽譜をイメージとして記憶してしまえば暗譜できるようなものだが、そこまでは私には出来ない。 暗譜の苦手さがどのくらいか、というと、今年の3月に発表会があり、その曲の練習を3ヶ月くらいしたが、それでも楽譜を見ないと通しては吹けない。もちろん部分的には見ないでも吹けるが、目の前に楽譜がないと不安になり、途中で挫折してしまう。 "暗譜で吹こうとする強い意思がないからだ!"とも言われるが(確かにその通りなのだが)、それだけでもないような気がする。やはり暗譜に関しても得手・不得手があると思う。 少し時間がかかるかもしれないが、音名読みをして指使いの練習をしてみよう。そうすれば、苦手な暗譜も克服できるかもしれない。 それに、楽器を持たないでも指使いの練習が出来るようになるかもしれないので、暇なときに指の運動が出来る。今はフルートを持てば吹ける曲でも、楽器を持たないと指使いがイメージできないのだ。 先週からずっと上唇の脱力について、皆さんから貴重なアドバイスをもらいながら練習を続けているが、かなり脱力できるようになったと思える所まで来た。音も確実に変ってきたように思う。 練習のやり方としては、唇をほとんど平常の形のまま(閉じたまま)で、息の勢いで開く程度の穴で吹くように練習した。こうすると、"p"の破裂音が若干入ってしまうが、少し慣れた状態では完全に唇を閉じなくても脱力できるようになってきた。 最初のうちは唇の表面によって気流が乱れるような気がしていたが、これも慣れてくると息をまとめられるようになったような気がする。(あくまで、気がする、だが) まだまだ、確実に修得できたわけではないが、徐々に改善されてきている。それに伴って、今度は肩や指の力みが問題としてクローズアップされてきた。全ては連携しているのだと思うが、当面の間、今度は肩の脱力を中心に意識して練習していこうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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