桜も満開を過ぎたかもしれないが、どこかに見に行こうと言うことになり、家内が一度歩いてみたいと言っていた東京の神楽坂に行くことにした。神楽坂なら九段下も近いので桜を見るにもいいだろう。
我が家の周辺はちょうど桜が満開を迎えていたが、電車が都内に近づくにしたがって盛りを過ぎた様子がはっきりと分かった。
先月からJRのSuicaが地下鉄、私鉄やバスでも使えるようになったおかげですごく楽になった。地下鉄の神楽坂駅で降りて少し坂を下ったあたりから路地に入り込んだ。そこは表通りの喧騒からは別世界に入ったように静かな路地だった・・・、と思いきや 最近人気のスポットなのか 我々と同じような散歩と思しき人たちが結構歩いている。
細い路地の両脇にはしもた屋風の家が並び、所々に黒塀の高級料亭と思われるお店が幾つか並んでいる。しもた屋風に見える家もどうやら小料理屋さんをやっているような雰囲気もある。
そんな路地裏散歩を2時間ほどしたあと、疲れた足を休めるためにお茶を飲み、次はどこに行こうかと考えた。
神楽坂から程近いところに戸山公園があり、そこにも桜が沢山ありそうだった。
着いてみると確かに公園入り口付近から見事な桜並木が続いている。奥まで入っていくと箱根山という小山があり、その周囲も桜が沢山あった。残念ながら満開は過ぎてかなり散ってしまった後だったが、それでも結構見ごたえがあった。公園のどこからか宴会の音・声が聞こえてくる。学生の花見のようだ。この周辺には早稲田をはじめ大学も多いので新入生歓迎の宴会か何かだろうか。
公園を出てさらに小一時間歩き、都電荒川線の沿線まで出た。そこでも神田川沿いに桜が見事に咲いているところが見つかった。
既に夕暮れ時になっていたので、都電に乗って下町まで行き、そこで夕飯でも食べようと言うことになり、町屋の駅まで都電に揺られて行った。都電の車窓からも桜が沢山咲き誇っている公園(王子駅近くの飛鳥山公園)が見えた。来年はこの辺に来てみるのもいいかもしれない。
4月6日 金曜日 曇り