昨日のレッスンでもヴィブラートの予備練習は相変わらず一進一退で、上手く行く時もあると思えば急にオタオタしてしまうこともある。結局、基音をしっかり出せないとヴィブラートも上手く行かないということは自分なりに分かるようになった。しかし、分かったからといってヴィブラートが上手くできるようになったわけではない。上手く行ったときの状況を定着させるにはどうすればいいのか、まだよく分かっていない。
ヴィブラートの予備練習はもちろんヴィブラートのための練習であるに違いないのだが、それ以上に音そのものをよくするための練習でもある、ということのほうが私にとっては重要になってきた。
例えヴィブラートができなくても、本当のよい音が出せればそれはそれでよい。逆に本当によい音が出せるようになれば自ずとヴィブラートができるようになっているのではないかと思う。
横隔膜による音(息)の維持ができることと、ヴィブラートのために息を揺らすことができることとは同じことのように思えてきた。息の支えというのが何を指すのか完全に理解できているわけではないが、どちらも息の支えが大事な役割をになっているのではないかと思う。
そんなことを考えながら、今日もヴィブラートの予備練習に精を出した。
1月31日 木曜日 晴れ