アンサンブル・ソリテュード／フルートとギターのための

今週、中国の広州で行われている世界卓球選手権はTV放映も毎日のようにしているため、今日の卓球クラブでの話題はこの世界卓球の話題でもちきりだった。特に今日は予選リーグの中では最大のライバルである韓国との試合があり、有料TVで実況を見ていた人もいて途中経過の厳しい状況を教えてくれた。

卓球の練習中もいいショットが決まると"世界卓球レベルだ！"などと言い合っていた。
最近メンバーに加わった女性でとても上手な人がいる。その人とはこれまで一度もラリーや試合をしたことがなかったのだが、今日は珍しく3回も対戦をした。
そして試合が終わって最後の自由練習のときにラリーを一緒にしたのだが、やはり大変上手だった。

我々のレベルではクロスの打ち合いをするのがラリーの基本なのだが、私がフォアハンドでクロスに返し続ける間に彼女は自然に体を左右に移動してフォアとバックを柔軟に取り混ぜてラリーをしている。そのスムーズさに大変驚いた。
私はシェークハンド、彼女はペンホルダーと、グリップの仕方が違うせいもあるとは思うが、その左右移動の自然さは身体に染み込んだもののようだ。
現にそのことを指摘して感心してみせると、本人は｢全然意識していなかった｣と言っていた。

そして彼女とのラリーは決してスピードのあるボールを打っているわけではないが一定のリズムでテンポも速く、まるで世界卓球で試合前の選手同士がやっているウォーミングアップのラリーのような心地よさがあった。
上手な人とラリーをすると自分も上手くなったような気がする。気分は世界卓球の選手だった！

２月２６日 火曜日 曇り一時雨