一生分の傷***義祖父の死
一週間前に、ぢぢのおじいちゃんが亡くなりました。自殺でした。夜の9時頃に、ぢぢの従兄弟から電話がありました。「おじいちゃんが、朝、でかけたまま戻らない」と・・・。すぐに探しに行こう!と実家に電話をしたところ前日におばあちゃんとケンカをしたのできっと拗ねて24時間営業の銭湯にでも泊まるつもりなんだよ、という事でした。私たちが眠りについた頃、電話がなりました。隣で叫ぶぢぢの声・・・。「ウソだろ!?ウソだろ!?」その言葉を聴いた瞬間にただただ涙が出てきました。初孫だったぢぢは、おじいちゃんに溺愛されて育ったんです。だからこそ、おじいちゃんはぢぢにとって最愛の人でした。私たちが病院に着いたときには人工呼吸器で生かされている状態でした。呼吸器を外す確認をされ、おじいちゃんは帰らぬ人となりました。おじいちゃんは疲れきっていた様です。ある人が言いました。「病気や事故で亡くなれば、病気のせい 事故のせいに出来る。でも、自殺は 周りの人がみ~んなが自分の責任だと思う。 一生分の心の傷になるんだ。」私は思いました。「もし、私のお腹にひ孫がいたら・・・?」この前まで、あれだけぢぢの実家を嫌って5ヶ月も顔を出さなかったのにそんな時に考えるのも赤ちゃんの事でした。初七日を迎え、やはり今も赤ちゃんの事を考えています。生きる気力をなくしたおばあちゃんを支える方法が何も浮かばないんです。おじいちゃんには見せられなかったひ孫をおばあちゃんには見せてあげたい。生きる希望をあげたい。そんな動機は不純なのかもしれないけど赤ちゃんが欲しいって強く思いました。近々、不妊治療を再開します。