JACK RUSSELL TERRIER 探しの旅 3中に入って見ると、そこは犬好きのパラダイス?だった!結構人が来ている。思ったより静かで、皆、思い思いの犬をだっこして、ベンチで座っているという光景が広がっていた。まずは小型犬のフロアーから、入ってみる。 『わー、うじゃうじゃ、犬がいる!!!』 こんなに一度に犬を見たことは初めてだったので、引いてしまう私。 正直、犬達の囲いの中に入るのも躊躇してしまう程の迫力だった。 (今、考えると本当に笑える話しであるが。。。^^;) その中で目に止まった、白茶のぶちの犬!(これが私が初めて出会った成犬のジャックラッセルテリアの♂その名は『バズー』)身体は小さいけど、柵の付近で、ピョンピョン縦に跳ねている!!すごいジャンプ力! 『もしかしてこの犬がJRT?』 早速、意を決して柵の中に入って見ると、凄い勢いでこの犬がやってきて、私の足に前足をのっけて、臭いを嗅ぎまくったと思ったら、ぷぃっと、そっぽを向いて行ってしまった! しばらくその犬の様子を見ていると、人が中に入ってくると、必ず臭いを嗅いで、後は大人しく、ベンチで座っている気に入った人間の膝の上で寝ているようだ。 取りあえず一生懸命にお目当てのJRTに近付いて見るが、この犬は全く私には興味がなさそうだ。他の犬も取りあえず臭いは嗅ぎにくるが、あまり愛想のいい感じではなかった。(それもそのはず、今考えると、ここの犬たちにとって、あくまでも私はゲストの一人でしかなかったのであるから。;;) しかたがないので、ベンチに座って休んでいると。。。 やってきたあのぶちの白犬が、なんといきなりジャンプして、私の膝の上に乗って、丸くなって寝始めた。 『なんと図太い神経の犬?』 と思いつつも、大人しく膝の上で寝ている犬がとても愛おしかった。この膝の温もりは決して忘れることができないだろう。膝の上で寝ている犬の寝顔を見ながら、私は自分自身が、癒されていく時間を初めて経験した。 それは今まで経験したことのない暖かさと、とても幸せに満たされた瞬間だった。 『犬を飼うのもいいかも知れない!』 そこには、もう一匹のJRT♀「アルム」という名の母犬もいたが、とても穏やかな目をした優しい子だった。この子たちがそんなに激しい犬だと聞いていた割には拍子抜けした感じ(この犬はショーケースに入っていた子犬の母親です。) 『これなら私にも飼えるかも知れない!!!』 |