ある日のこと、粗忽者のハハから電話が入りました。珍しく携帯ではなく一般電話からです。
『あのさ、その~、携帯をちょこっと水に濡らしちゃって、ダメになっちゃったんだけど、どうすればいいかしら』
「あ~…そりゃもう諦めるしかないよ。買い換えたら?手続きしようか?」
『悪いけどそうしてくれる?』
というわけで実家に赴いたところ、確かにブラックアウトした携帯が転がっていました。が、バッテリーの蓋を開けたらなんだかアルコール臭かったのでよくよく話を聞いてみたところ、正確には「水に濡らした」のではなく「ビールを飲ませた」ことが判明。うちの相方と同時に仲良く同じ機種を購入したSO903iでしたが、志半ばにして、急性アルコール中毒で不慮の死を遂げました。
さて、すぐにでも携帯が使えないと不便だろうと思って、その日のうちに新しい携帯を調達したエンゾーでしたが、案の定、身勝手なハハから
「前の携帯のほうが使いやすかった」
とクレームをつけられました。深情けが報われた試しがありません(-_-メ)。
で、後になって(最新機種で文句を言われるくらいなら、ちょっとくらい待たせておいて、今まで使っていたのと同じ機種をヤフオクで落とせばよかったのか?)ということに思い至りました。まあ、後の祭りなんですが。
白ロム化した携帯を個人売買で入手した場合、何かメカトラブルがあってもキャリアのサポートを受けられませんが、型落ちして久しいモデルなら格安で入手可能ですし、少なくとも次の機種を買うまでのつなぎとしては十分役に立ってくれます。
で、今さら後の祭りではありますがヤフオクを覗いて見たところ、これがやたらと面白くてウォッチをやめられなくなってしまいました。いやもう、昔欲しかったあんな携帯やこんなケータイが目白押し!しかも機種によってはタダ同然なわけですから(傷があったりバッテリーがヘタっているのは仕方がないとしても)、ちょっとした大人のオモチャです(^_^;。
実際、携帯コレクターというのは存在しますが、コレクションするだけでなく、携帯の紛失や水没事故に備え、赤外線通信でアドレスデータを飛ばして保管しておくデータバンクとしても使われているようです。なーるほど。
昨今は携帯に搭載されるカメラの機能も飛躍的に上がってきており、写真好きも納得できるレベルの画質を実現しつつあるので、そういう機種がオークションで叩き売られるようになったら、『スケジュール管理機能や録音機能も付いたメモカメラ兼・緊急用代替機』として一台くらい入手してもいいかな?とか考えてしまいましたσ(^◇^;)。