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宮木京子の さらさら散文

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宮木 京子

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2005年02月05日
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カテゴリ:読み物
昨日、ずいぶん前に予約していた「世界の中心で愛を叫ぶ」が返却になったと図書館から連絡が入って、借りてきた。

「今更」な気がするけど、相変わらず人気があるらしい。

読み出したら止まらなくなり、一晩で読んでしまった。
(話の筋を入れた感想を書きますので、未読で、先入観を持ちたくない方は、ここでお帰り下さい)


物語は、ヒロイン・アキの死後から始まる。
アキの不在を信じきれない朔太郎がオーストラリアを訪れるところから。

今と、過去が交互に語られていく。

とってもシンプルに、淡々と、物語は進んでいく。

読みながら、泣いてしまう話かと思っていたが、ちょっと違った。
読みながら、ではなく、本を閉じてから、胸に迫ってくる本。

物語の最初から、物凄く落ち込んだ状態の朔太郎。
アキとの思い出は、あまりに美しく輝いていて、現実を受け入れられない。

読み進みながら、彼にはどこで救いが与えられるんだろう?と思っていたけど、それはどこからも与えられなかった。

乗り越えるきっかけになりそうな箇所はあったけど、結局は時間だけが彼の傷を癒したような気がする。

その辺りが、説得力があった。

17歳の多感な時期に、あんな幸福の絶頂で恋人を亡くしたら、人生が変わってしまうと思う。

物語の中では、彼が恋人の死を如何に乗り越えたかは書かれていない。

時が流れて、大人になった彼が、恋人と思しき女性とアキと初めて会った中学校を訪れる。

そこで、やっと、アキの遺骨を撒くことができる朔太郎。
それまで、何年間もずっと、遺骨の灰を身につけていたのだ。


これから先、誰と恋をし、誰と結婚しても。
アキは朔太郎にとって「特別」でありつづけるんだろうな。

朔太郎は、多分、自分が死ぬ時には、うっすら笑うんだ。
「アキ、やっと会いにいけるね」とか思って。


ちょっと待て。現配偶者(いるだろうと仮定して)の立場はどうなるよ?

「男の純愛」はよく聞くけど「女の純愛」ってあまり聞かない。

お付き合いをしている、現在進行形の時には、女性の方が一途かもしれない。

女性は、「今一緒にいる人」が1番だから。
過去とはキッパリ決別して、今の彼が一番。

でも男の人は違うような気がする。
心に別の人を擁きながらでも、恋愛ができる。

恋愛の仕方が違うのは、種の保存への関り方が違うんだからしょうがないけど、「朔太郎の純愛」を素直に受け入れて感動できない私ってヘン?

朔太郎の次の彼女の立場になると、物事の見方も変わってくると思うのだけれど。


まぁそんな感情はさておいて、読み物としては、とてもよかったです。
ずっと「瞳を閉じて」が頭の中でリフレインしていました。

映画も、TVもまともに観ていないけど、まっさらな状態で読んでみたかったなぁと思いました。


一晩で読み終わった「せかちゅー」を持って、今日も図書館へ行きました。

今日借りてきたのは

「お金がいっぱい!人生の「勝ち組み」になる」(中島孝志・著)
「おじいさんは山へ金儲けに」(村上龍・著)
「穴があったら落っこちたい!」(中村うさぎ・著)

フィッシャーも頑張って読まなきゃ(笑
反省して、毎日必ず1ページは読んでます。

読むのは遅いけど、確実に勉強になる本です。

進まないのは、読むときに頭を使うから。
本に書かれていることを、自分の中でできるだけ具体的な事柄に置き換えて理解しようとするので、頭を使う。

自分が理解していること以上のものを理解しようとすると、努力が要ります。

でも、今月は確実に読み上げる予定です。







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Last updated  2005年02月05日 22時35分57秒
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