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正月帰省の際に、高校時代の同級生と会ってきました。
この同級生とは、昨年の6月頃、ネット上で再会し、その後もネット上でやり取りをして再会、という運びになったのですが、なかなか、楽しいです。 何が楽しいって、自分の「記憶」の在り方が。 どういうわけか、私は他の年代と比べて高校時代の記憶が薄いのです。 2年くらい前かな、ある本を読んでて「そういえば私の高校生時代ってどんなだっただろう?」と思い返してみたら、ほとんど何も浮かんでこなくて、ギョッとしました。 「もしかして私、高校生の頃イジメとか受けててその頃の記憶をなくしてる?!」 と疑ってしまったほどの、スカスカぶり。 実際は、いじめとかそういうドラマさえもなかったくらいの、平穏無事な3年間で、なんでこんなに忘れているのかよく分からないのですが・・・。 その「スカスカ」が元同級生との交流で随分埋まってきています。 最初、その同級生の事もすっかり忘れていて、誰だか全然分かりませんでした。 再会の場所は、ソーシャルネットワークサービスで、相手は顔写真も登録していたのですが、見ても全然ピンと来ない。 思い出したきっかけは、名前でした。 それも、「読み」ではなくて、「漢字」。 「あれ、この漢字を使った名前の人、確か知り合いにいたような・・・。いたいた!あの人だ!!」 という具合。 その後も、他の同級生の名前が色々上がって、相手はカタカナ表記で書いてくるのを、漢字に変換することによって思い出しました。 面白い。私って漢字で覚えるんだ! 新たな発見でした。 でも、確かに、音で聞いただけではちゃんと記憶に残らないのですよ、普段から。 漢字で記憶したほうが覚えやすいし、ど忘れした時に漢字を思い浮かべていることにも気づきました。 それから、思い出すのにかかる時間。 メールを読んだ時には全く思い出せなくても、2~3日かけて思い出すことができて、これも驚き。 別に、ずっとメールの内容を反復しているわけではないのに、2~3日くらいでふっと思い出すのです。 これまで、対面して会話する中で昔話になって、「え~それ覚えてないよ~」ということもあったと思うのですが、その事を数日して思い出すなんて、なかったんだけどなぁ。 メールなので、返事を返すまで時間が有り、それが記憶をいい具合に刺激をするのか? そんな調子で、自分でもびっくりするくらい、沢山の人や出来事を思い出しました。 その過程で、「人は記憶を改ざんする」事も体感しました。 元同級生とは、2年と3年で同じクラスだったのですが、「2年の頃から知ってたけど3年で初めて同じクラスになった」と思い込んでいた! 確かに確かに、2年の時の担任も同じで、その時にクラスで起こった「事件」も記憶にあるのに、なんで確信を持ってそう思い込んでいたのか?! よくわからないなぁ~(苦笑) お正月に再会して、実は小学校~高校までご近所に住んでいたことが分かり、中学校は別だったものの、小学校は時期をずらして在籍していたことも分かりました。 これも予想外で、楽しい驚きでした。 この元同級生とは、共通の友人を通して顔見知りではあったけど、当時は「別世界の人」で、高校在学中にいったい何語言葉を交わしたか?というくらいの付き合いだったのです。 それが、今になってこんな形で交流するようになるなんて! 当時の私が知ったら、驚いて腰抜かすかも~(笑)なくらい意外な展開です。 ところで、忘れていた事を思い出す時、私の場合、まず場面が思い浮かんで、「そうならこういうことになったんじゃない?」と推論すると、まさにその先の場面が思い浮かんで・・・・という感じで記憶の再生が進むんですが、これって一般的なんでしょうか? 表層に近いところにある記憶だと、そのものがすんなり一連の流れで思い浮かぶんですが、底のほうにある記憶だと、スムーズじゃないんですよねー。 1つ思い出し、推理し、次に進む、みたいな感じ。 そのせいで、これは記憶なのか、想像なのか、区別がつかなくなって混乱することもあります。 でも、まるで物語を追うような臨場感があって、自分の記憶なのに、別物みたいに面白い。 とおーい記憶を思い出す時、他の方はどんな風なんでしょうねぇ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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