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EP82スターレット・サーキット走行最高! 警察は?( ^ ^ ;

EP82スターレット・サーキット走行最高! 警察は?( ^ ^ ;

その20-1以降

その20-1

 今回のシリーズでは、「日本共産党幹部盗聴事件」についての文献を紹介します。先日の飲酒検問拒否事件については、まだ現実の世界で完結していません。その後がありますのでひとまず置いておきます。更にその後の白バイ事件もその後があり・・・・・・、う~ん、きりがない(^_^;

 では「警察官の犯罪白書」(宮崎学著、幻冬舎)のP158~P163の内容をどうぞ。

『   日本共産党幹部盗聴事件

 裁判でも組織関与が認められる
 一九八六年十一月、日本共産党国際部長・緒方靖夫氏(二〇〇三年現在は参議院議員)の自宅(東京・町田市)の電話が盗聴されていることを共産党が発表した。
 “何もの”かが、緒方氏の自宅から百メートルほど離れたアパート「メゾン玉川学園」にアジトを設置、緒方氏宅の電話を盗聴していたのだ。緒方氏の依頼によりNTTが調査、証明して同年十一月二十八日に町田署に告発したが、受理したのは翌二十九日である。そして、十二月一日に突如として実況見分を行ない、大量の証拠品を持ち去ったという。
 一方、緒方氏と共産党は被疑者不詳のまま東京地検に告訴・告発、地検特捜部が捜査に乗り出した。調べてみると、アパート賃貸契約の名義人は公安一課所属の警部補・田北紀元の息子・昌彦(東芝勤務)となっていた。賃貸契約の保証人となっている志田鉱八も東芝の社員であり、労組や共産党対策を担当していた。この志田は元神奈川県警の公安警察官で、警備部警備一課に所属していた。
 そして、その後の地検の調べで、神奈川県警警備部公安一課に所属する久保政利ら五人の現職警官の盗聴への関与疑惑が浮上した。』(「警察官の犯罪白書」宮崎学著・幻冬舎のP146~P147より)

 これが本当なら社会の秩序が守られるよう活動すべき警官が、秩序を乱していることになります。乱すどころか人権侵害行為を自らしていることになりますね。


その20-2

 続きです。「警察官の犯罪白書」(宮崎学著、幻冬舎)のP158~P163の内容をどうぞ。

『 だが、翌八七年五月7日の参院予算委員会で当時の警察庁長官・山田英雄は、「警察は、過去も現在も電話盗聴を行ったことはない」と述べている。
 しかし、それから約一ヶ月後の六月十三日、当時の神奈川県警本部長・中山好雄が辞職、警備部長の吉原丈司が総務庁に転出している。警備部長といえばエリートコースで、警察庁長官の椅子も夢ではない。それがなぜ突然総務庁へ行くのだろうか。
 さらに、翌月の七月二日には、警察庁警備局長の三島健二郎が辞職した。また、警備局公安一課長・小田垣祥一郎と、公安一課理事官の堀貞行も配点人事の対象になった。
 この堀は「サクラ」を統括していた男といわれる。東京・中野の警察大学校には、かつてその敷地内に「サクラ」と呼ばれた公安組織が存在していた。現在の警察庁警備局公安一課を指し、緒方事件の頃にはその秘密の事務を行なう「四係」の事務所があったのだ。
 現在のサクラは中野から霞ヶ関の警察庁に本拠地を替え、「チヨダ」と呼ばれる。やっていることはほぼ同様の諜報活動だが、サクラからチヨダへの組織変更のきっかけとなったのがこの盗聴事件だと見られている。』(「警察官の犯罪白書」宮崎学著・幻冬舎のP159より)


その20-3

続きです。「警察官の犯罪白書」(宮崎学著、幻冬舎)のP158~P163の内容をどうぞ。

『 さて、マスコミが一連の人事に関して「盗聴関与者の処分ではないか」と報じたことに対して、警察庁側は「定例の人事異動を早めただけである」と国会で答弁していた。しかし、後には事実上の引責辞任であることを認めた。ちなみに昭和三十一年採用組の三島は、辞職後は日航に天下って常勤顧問の日本航空リスク対策委員長になっている(「警視庁関係者の天下りリスト」、巻末参照)が、これは後藤田正晴のコネだといわれている。東大卒の三島は、千葉県警本部長や警察庁警備局長を歴任したエリートだったのに、下級警官がドジをふんだおかげで責任を取らされたのだ。高級官僚として優雅に老後を天下ったわけではなく、恨みを呑んで去っていったに違いない。

 「おとぎ話」ともみ消しの真相
 盗聴事件に話しを戻そう。同八七年八月、東京地検は電気通信事業法違反の疑いで事情聴取し、実行役の二警官を「責任的立場にない」として起訴猶予処分とし、残りの三名も不起訴処分とした。
 緒方氏は、これに対して実行役など四警官を公務員職権乱用罪で不審判請求し、翌八八年には町田市の住民が横浜地裁に提訴した。しかし、八八年三月に東京地裁が「電気通信事業法で処断されるべきだ」として不審判請求を棄却、同八月には東京高裁も抗告を棄却した。いずれも「盗聴は組織的犯行」と認定されているにもかかわらず、事実上の門前払いとされたのである。共産党は「検察と警察のなれ合い」であると抗議したが、県警幹部も関与を否定したために捜査は頓挫し、結局は不起訴処分となった。』(「警察官の犯罪白書」宮崎学著・幻冬舎のP159~P161より)


その20-4

続きです。「警察官の犯罪白書」(宮崎学著、幻冬舎)のP158~P163の内容をどうぞ。

『 これらはさきの引責人事で警察が再犯防止を約束した「取引」によるものといわれるが、検察と警察のトップによる手打ちがあったことを当時の検事総長・伊藤栄樹がその著書『秋霜列日―検事総長の回想』(朝日新聞社)でほのめかしているのはよく知られている。
 著書には、「どこかの国のおとぎ話」として、「この国では、警察が、違法な手段は今後一切とらないことを誓い、その保障手段も示したところから、事件は、一人の起訴者も出さないで終わってしまった。検察のトップは、これが国民のためにベストな別れであったといっていたそうである」「わが国(※筆者注・日本)でも、かりに警察や自衛隊というような大きな実力部隊を持つ組織が組織的な犯罪を犯したような場合に、検察は、これと対決して、犯罪処罰の目的を果たすことができるかどうか、怪しいとしなければならない。そんなときにも、検察の力の限界が見えるであろう」とある。
 この事件で、警察庁首脳はあの手この手で伊藤に方向転換を迫ったといい、それに屈した形になったのである。
 私が取材した中では、神奈川県警による横浜地検への圧力の執拗さに驚かされた。東京地検とともに捜査に着手すべきだと判断した横浜地検に対して、神奈川県警はその情報力を駆使して、検察官や事務官のプライバシーを徹底的に洗ったのだ。飲み屋のツケから愛人問題まで調べ上げ、どこかの店に一度でもツケで飲んでいたら「横領でパクるぞ」などと恫喝するわけである。横浜地検はこの揺さぶりで捜査からの撤退を余儀なくされ、以後県警に対して強く出られなくなり、チェック機能も果たせなくなったのだと思われる。これが神奈川県警腐敗の淵源である。なお、この事件から数年の間に、横浜地検に赴任していた検事の多くが退職している。現場で目の当りにした検事の無力さと、警察との癒着の実態に嫌気がさしたのだろう。』(「警察官の犯罪白書」宮崎学著・幻冬舎のP161・P162より)


 いやぁ~、まずいですね、これが本当なら。もはや警察の犯罪行為は止められないのか??非常に危険な組織であることを感じました。確かに警察に徹底的にプライバシーを洗われて影響のない人なんてそういるものではないのでしょう。せっかく社会に貢献しようと検察組織に入った人も、こんなことをされたら自分の生活のために警察の言いなりになってしまうかもしれません。こんな状況を変えるにはどうすればいいのでしょうか。やはり日々の少しずつの行動なのでしょうか・・・・・・。う~む・・・・・・・・・。


その20-5

続きです。「警察官の犯罪白書」(宮崎学著、幻冬舎)のP158~P163の内容をどうぞ。

『 そして、警察側の処分を不服とした緒方氏は、八八年九月に国家賠償訴訟を起こした。
 調べてみると、盗聴器が仕掛けられていたとされる電柱には二百回線ほどの電話端子があったにもかかわらず、緒方氏の電話だけが聞けるようになっていたと指摘した。明らかにプロの手口である。室内からはテープレコーダーやカセットテープなどのほか、「林」と書かれたズボンや「久保」とある懐中電灯、一年分以上たまった産経新聞やミカンなどの食物、冷蔵庫や洗濯機など大型の家電、そしてJR中野駅前のコーヒー豆専門店の袋が発見された。中野は「サクラ」の本拠地であることはさきに述べた。
 また、「警察の依頼で盗聴器を作った」という技術者の証言や、一九八五年から八六年まで公安一課だった山内實の「公安一課の仕事の一部が公安一課長の指揮命令系統から外れて行なわれることはありえない」とする証言も得られ、組織的犯行を裏付ける証拠が固められていった。
 東京地裁は、一九九四年九月に警察庁、県警の組織的関与を認めて国、神奈川県、実行警官・久保政利、林敬二、田北紀元の三名に対して約二百六万円の賠償を命じる判決を下した。双方が控訴し、二審でも警察の組織的犯行として国と県に約四百万円の賠償を命じ、国側は上告を断念した。刑事では認められなくても、民事訴訟では認められるケースが増えているが、これもそうしたケースの一つである。』(「警察官の犯罪白書」宮崎学著・幻冬舎のP162・P163より)

 本来であればこれは刑事裁判で犯罪者を処罰すべきです。残念ながらそれは実現されなかったですが、裁判で警察の犯行が認定されました。今後はこのようなことがないことを望みますが、このまま警察組織を放置しておけばまた何かするだろうと思います。いえ、今すでに何かが行なわれていて表沙汰になっていないだけなのでしょう。

その20シリーズおしまい その21につづく


その21-1 

 今回のシリーズはある事故についてお話ししていきます。車に乗っていると事故現場に遭遇することがありますし、自分が事故に会ってしまうこともあります。そんなとき、あなたはどうしますか。

 今年(2005年)の3月1日のことでした。例の環状2号線をスクーターで走っていると、いつもは全く渋滞しないところが渋滞していました。3車線あるうちの一番右側を走っている車は真ん中の車線へ車線変更し、私が走っていた一番左の車線も真ん中車線へ車線変更しようとしていました。大規模な工事でもしているのかな?そう思いましたが、昼にそんなことをするのも変だなぁ、なんて思っていました。

 その場所はちょうど信号のある交差点付近だったのですが、渋滞地点を過ぎ、信号もちょうど青でしばらくして抜けることができました。そこで渋滞原因がわかりました。一番右車線にスクーターが倒れていて、人も倒れているではありませんか!!私のいた車線では軽トラックが止まっていて、中にいる人が2人いました。軽トラの人は携帯で電話をかけています。

 え!??事故か!!??ちょっと驚きましたが、まわりに救急車もなければ警官もいません。


その21-1 

 これは事故直後か??確かに渋滞の列もそれほど長くはなかったのでした。救急車もなければ警官も来ていないとなれば、事故直後なのでしょう。軽トラに乗って電話していたのは救急車に電話を入れているのかも。そんなことを思いつつ、軽トラの先に左に寄せてスクーターを止めました。

 早速軽トラの人に話しかけてみました。「どうなってます?救急車とか呼んでありますか。」「ん~、大丈夫みたいですよ。」事故車のあるあたりを見ると、スクーターが一台倒れていまして、その少し先に人が一人寝転がっていました。そしてその人を心配するように付き添う女の人が一人いました。どうやらこの人たちが事故の当事者のようです。寝転がっている人はとりあえず安静にしているようで、ヘルメットを被ったままでした。特に痛がっている様子もなく、大事故ではなかったようです。

 とりあえず車が突っ込んでこないように、事故車の手前に立って私は手を振り出しました。車は事故現場の手前から車線変更をするようになり、どんどん横をすり抜けていくようになりました。それにしても軽トラはなんなんだろう。手助けをする風でもなく、車線を1つ潰して車が抜けていくのに邪魔な存在でした。

 それはさておき、恐らく車に乗っていた人とも言葉を交わしました。「救急車来ますよね?」何回か事故現場に遭遇したら私の経験では、事故に会ったときは気が回らなくなり、救急車に電話をするのが遅くなることがあります。怪我人に立ち寄って介抱することも必要ですが、まずは怪我人を治療できるようにすることも忘れてはいけません。ということで確認を入れたのですが、女の人は「それが来ないんです。」なんてことを言ってました。あれ?救急車を呼んでないのかな?

 ということで手を振って車を誘導しつつ携帯を取り出し、早速119番に電話を入れました。事故の場所を伝え、救急車が来ることになっているのか確認すると、どうやらすでに現場に向かっているとのことでした。少し安心です。


その21-3

 気がつくとあの軽トラもいなくなっていました。私の目の前で人が倒れていて、その人を心配そうにみている女の人・・・・・・。少し先には女の人が乗っていたであろう車が止めてありました。(右車線の奥に止まっている車です。)

 環2 スクーター事故現場

 あれ?なんで車があんなに前にあるんだ?ぶつかったあとあんなに先に行くものだろうか?そんな疑問も浮かびましたがわかりません。まぁ、今は交通整理が優先です。

 まもなく救急車が到着して、怪我人を救急車に乗せました。それほど急いでいないようでした。女の人は怪我人といっしょにいるのでしょうか、姿が見えなくなりました。

 その後救急隊員がスクーターを移動させようとしていました。隊員数は2名でした。実はこのスクーターですが、事故の影響で前輪と後輪のタイヤがロックしていたため一人で簡単に動かせる状態ではありませんでした(ぶつかる直前は振るブレーキだったのでしょうね)。当然今私たちがいるところは環状2号という交通量の多いところですので、この時も3車線のうち2車線をどんどん車が通っていました。道路左脇にスクーターを移動させるのがなかなか難しかったのです。スクーター移動も2人がかりになりました。

 そこで再び私の出番です。今度は信号が一度赤になるのを見計らって、その後交差点に入ろうとする車を全てストップさせました。私が車を止めている間にスクーターを移動させようということです。ところが少しばかり大きなスクーター、前輪後輪フルロック状態ですので、2人でも運べませんでした。再び渋滞しかかる環状2号線・・・・・・(^_^;  これはまずいということで、一度スクーター移動を断念し、車を通しました。

 そして今度は3人でスクーターを運ぼうということになりました。再び信号が赤になるのを待ち、その瞬間私が一度交差点の真ん中に立ちます。信号が青になり車が交差点に入りかかりますが、両手を前に出してストップさせます。そしてそのまま2人と一緒になりスクーターを引きずり出しました。ちょっと手間取りましたが、さすがに3人いますので左脇の歩道に乗り上げることができました。ふぅ~。

 そうしたら救急隊員が私に「ありがとうございました」と言ってくれまして、私も「どういたしまして」ってなことを言いました。なぜかまだ警官が来ていませんが、あとは隊員が残って処理するとのことでした。私は用済みです。私もこのあと仕事がありますのでその場を去りました。ちょっとは役にたてたようです。


その21-4

 この時思ったのが、結構みんな素通りするものだなぁ~ということでした。私が事故現場をみたのはなんか渋滞してるなぁ~、なんて思いつつ渋滞の中を流れに乗って走りその渋滞を抜けてからです。その間事故の当事者だけでやりとりをしていたのかもしれません。時間的に余裕のある人もいたと思いますのでもう少し協力してあげる人が多いと良かったなと思いました。

 さて、他人の事故であれば精神的に余裕な状態で事故処理を手伝うこともできます。ですが当事者になってしまうとやはり精神的に混乱してしまいますね。私はそんな現場をいくつか経験していますが、ここではそのうちの1つを紹介しましょう。

 私が車を運転していて、とあるT字路に差し掛かったときでした。ちょうど私はT字路を左折しようと右からの車の途切れを待っていたのです・・・。


その21-6

 これはちょっと大変なことになりました。ちょうどこちらも進むことができましたので左折して、すぐに車を路肩に入れました。婦人は大丈夫でしょうか。まずは怪我が心配ですのですぐに救急車を呼んだほうがいいでしょう。車を路肩に止めてすぐに車を降りて婦人のところへ走りました。

 その間の事故を起こした車ですが、すぐ近くで停止しました。その車のドライバーも事故を起こしたことはわかっていたのでしょう。

 ところが・・・・

 なんとその車、そのまま走り去ってしまったではないですか!!!ええぇぇぇぇぇ!!?????

 これってひき逃げになっちゃいます!!いやはや・・・・・・。とりあえず婦人のところへ行き、「大丈夫ですか。」と声をかけると痛そうな表情で「大丈夫です・・・」と返事をしてきました。いや、これは大丈夫じゃないでしょう、痛そうです。「どうしたんですか。」と聞くと「足を車に踏まれました。」と。車に足を踏まれて大丈夫なわけないです。事故に遭ってしまって動揺していて大丈夫などと言っているのでしょう。

 「とりあえず座って楽にして下さい、救急車呼んでありますか。」「呼んでないです。」「車の事故の場合、後から後遺症が出たりするケースもありますから、しっかり医者に見てもらったほうがいいです、救急車呼びますからね。」「はい、お願いします。」

 そんな会話をしていたら、目の前でワンボックスカーが止まり、ドライバーのあんちゃん(ちょっと威勢がよさげの人)がこちらに叫んできました。

 あんちゃん「ナンバー○○○○!!」
 GT「え??」
 あんちゃん「逃げた車だよ。ナンバー○○○○!!」
 GT「あ、わかりました。○○○○ですね!!」

 私は携帯を取り出してその4桁の番号を入力し、通話ボタンを押しました。もちろん電話がつながるはずはありませんが、その番号にかけた履歴が残りますので記録完了です。逃げた車は後で警察にナンバーを伝えて捕まえてもらえばいいのです。

 「今救急車呼びますからね。」

 私は119番に電話を入れました。


その21-7

 119番に電話を入れて、車と人の接触があり怪我をしていること、事故の場所を伝えました。これでとりあえず怪我に対してすべきことは完了です。あとは救急車がくれば婦人の治療までやってくれるはずです。

 今度は110番です。電話をして、接触事故があったことを伝えました。事故の場所と簡単な状況を伝えると「あなたは事故の当事者ですか。」と聞かれました。「いいえ、違います。」「目撃された方ですか。」「そうです。」

 そんな会話を警察としました。そして「接触した車はどうしてますか。」「いなくなりました。」「逃走したんですか!!」「まぁ、そういうことになりますね。ナンバー控えてありますよ。」「ではそのナンバーを教えて下さい。」「○○○○です。○○色の車でした。」「わかりました。」

 こんな感じで伝えるべきことは伝えました。ということでいなくなってしまった車のドライバーもいずれ警察に捕まるでしょう。いやぁ、人と接触しておいていなくなるっていうのはいけませんなぁ。

 そして婦人に話しかけました。「今、救急車呼びました。警察にも連絡しました。車とはどうしたんですか。」


その21-8

 「道を渡ろうと思ったら足を踏まれたんです。」「そうですか。救急車が来ますからもう大丈夫ですよ。それはそうと、車の人っていないですよね。」「はい、いないですね。」「ナンバー控えてますし、警察にも連絡したので大丈夫です。きちんと治療して、その治療費も相手に請求できますから。」「はぁ。」

 事故に遭うのは初めてのようで(そりゃ、普通の人は初めてですね!)、まだ現実があまり呑み込めてないようにも見えました。

 「足どうですか。」と聞くと、「なんだか痛くなってきました。」と婦人。

 二人で救急車を待っている間、だんだん冷静になってきたようでやはり痛いとのことでした。それはそうと、救急車が全然来ませんでした。そして警官も来ませんでした。どうなっているのでしょうか?「救急車来ないですね、道が混んでるんですかね。」などと話していると・・・・・・。

 「あのぅ、怪我は大丈夫ですか。」

 女性が一人話し掛けてきました。え?この人はだれだ?

 「さっきの車の者なのですが・・・・・・。」

 (゚ロ゚)おおっ!ちょっと驚きです。逃げたのではなかったようですね。でも事故現場から車がいなくなってから10分とか15分くらいは普通に経っていました。一体今まで何をやっていたのでしょうか。見ると二人一緒に乗っていたようです。

 「駐車するところを探してまして・・・・・・・。」

 ズルッ!!(スベッテ転ぶ!!なんちゃって)

 いや、(^_^; あの、ギャグじゃないんだから!!駐車なんてその辺でハザード点灯させれば問題なしです。人を傷つけといて10分以上放置!!??まずは怪我した人を助けるのが先でしょうが!!まぁ、この人達も人を轢いてしまって正常な判断ができなかったのでしょう。だから10分も怪我人を放っておいて駐車場所を探していたのだと思います。


その21-9

 その後、婦人とドライバーが話しをしているのをその場で聞いていました。怪我は大丈夫か、とか治療費は出しますから、なんて話しをしていました。

 私は婦人に「救急車遅いですね。でもまぁ怪我もそれほどひどくはないようですし、相手もきちんと対応してくれるみたいで良かったですねぇ。警察もそのうちくるでしょうし。」「はい、最初は事故に遭ってびっくりしてたんですけど、いろいろやってくれて助かりました。どうすればいいかわからなかったし不安だったんです・・・。」「まぁ、こういうことって慣れてないと難しいですよね。」以前事故のときに助けてもらったこともあるので・・・。」

 「あのぅ、あなたは?」

 私たちの会話を聞いていたのか、私がだれなのかドライバーが確認してきました。

 「ああ、単なる通りすがりですよ。」

と言ったら相手がちょっと怒ったように、

「だったら余計な口出ししないで下さいよ!!」

 はい?いきなり怒りだしたぞ。まったくもう~。そうなんです。事故の原因を作った人は関係ない人にあーだこーだ言われるのは嫌なようですね。10分以上怪我人を放置しておきながら、よくそんなことが言えたものです。本来なら車のドライバーがすぐ対応すべきところですから。・・・と思いつつやるべきことをしたのだから相手方に何か言うのはなしにして、あくまで被害者の婦人を見届けようと思いました。

 その後、婦人が携帯を持っていないので貸してあげて身内と連絡をとれるようにしたり、私婦人の家がどの辺にあるとか、仕事の話しとか世間話をしていました。なぜ世間話をしていたかというと・・・・・・

 救急車が全然来ない!!!!警察も全く来ない!!!!!どうなってるんじゃぁぁぁぁぁぁーーー!!!!

 ホントに来なかったのです。実際30分か40分以上待ちました。警察にいたってはさらにその30分くらい後だったと思います。他に大事故でもあったのか???

 やってきた警官も事故現場に慣れていないらしい人でした。一人だけしか来なかったです。ともあれ、状況を説明して私の連絡先なども伝えて一通り処理終了~。婦人も救急車へ。用済みとなった私はその場を離れました。多少なりとも婦人のお役にたてたようです、後日お礼の電話ももらえましたし。

 さて、この件でもわかると思いますが、事故を初めて経験する人というのはホントに冷静な判断力を失うものだということがわかります。人と接触しておいてその場を立ち去るドライバー(すぐに車を止められなくても助手席の人を介抱に向かわせることは冷静に考えればできるはず)、車に足を踏まれて大丈夫だと言ってしまうことなどそれを象徴しています。私も何か重大なことがあっても冷静でいれるよう心がけようと思います。

 ・・・・・・・とか言っても警察の検問相手には熱くなっちゃうんですよねぇ~。今度は冷静に紳士的に対応しようっと!! 

 さて、このあとは「浜松町の交差点パート2」です(パート1はフリーページに載せてありますので、まだ見てない方は見ておいてくださいね)。


その22-1 浜松町の交差点パート2

 その21シリーズでは事故に焦点を当ててお話しを進めました。今回はどんな話しなのか!!??浜松町の交差点で起こった出来事についてです。

 浜松町の交差点で警察を目撃してから2ヶ月くらいしたある日のことでした。その日も仕事場へスクーターを走らせていたのでした。今回は国道1号を東京方面から小田原方面へ走っていまして、浜松町の交差点を右折して16号へ入ろうとしていました。この交差点は16号と国道1号は交差しているところで、国道1号は片側3車線になっています。一番右側は右折レーンとなり、その右折レーンの長いこと!!100メートルくらいあります。交通量が多いため右折待ちの車が結構並ぶのです。

 このときも右折レーンに車がそこそこ並んでいました。バイクのドライバーは車をすり抜けて交差点の先頭に出ることが多いですが、この日の私はそのようなことをしませんでした。なにせ白バイが控えている可能性大ですから!!警察が見張っている可能性があるところですり抜け運転をする気にはなりませんでした。時間的にも余裕がありますので、少しくらい信号待ち渋滞にはまっていても仕事に問題はありません。

 ・・・そんなことを考えつつ普通に渋滞待ちをしていました。ところが渋滞量がいつもより少し多く、2回ほど信号が青になりそれでも交差点を通過することができませんでした。次はなんとか抜けられるだろう・・・、ギリギリかもしれないけど。ちょっとばかり渋滞にはまって進めないでいることに苛立ちを感じていたのでした。

 そして信号が3回目の青を迎えました。青の間は対抗車線の車が切れず、右折車は一台も進めません。う~ん、いつもなら時々とぎれるから少しずつ進めるんだけどなぁ、早く進みたい!!

 お、黄色に変わった!このあと右折用の矢印(→)が出て、それが消えるまでギリギリか?

 右折用矢印が出て、右折レーンの車が次々と交差点を抜けて行きました。もうすぐ私も・・・・・・

 うおーーーー!!!!黄色になったぁーーーー!!

 でも行ける!! GO GO!! イケェ!!!!

 赤になる直前ですが、行けると判断した私はアクセル全開!!!前の車に続いて猛然とスクーターを走らせました。ところが停止線を越える直前で信号は赤を点灯、信号無視状態になりました。ですがそのまま停止線を通過しました。勢いついてますから。

 その時脳裏に流れたのが・・・ ウウゥゥ~!!!

 そうです、白バイ出動のイメージ画像が流れました。これ位のタイミングなら信号無視で取り締まられることはあまりないと思うのですが、そこは警察です。決まりは決まり、とか言って切符を切られることも有り得ます。

 やっぱり止まろうっと!!

 キュキュっとブレーキ!!

 停止線オーバーしちゃった。(^_^; まぁいいやね。そんなことを思った瞬間でした。

  ズザアァァァァーーー!!!

  ドカーン!!!!!


その22-2

 停止線オーバー、でもすぐにキュキュっと停止!ふぅ~。

 その直後にドカーンと衝撃が走りました。ん?なんなんだ???なんて思う暇もなく、体がに進みつつ浮き上がります!!

 そしてスクーターは前が浮き上がり、馬が前足を上げて暴れてる状態に!

ヒヒ-ん!!!! (゚ロ゚)おおっ!

ぶつかった!!??(状況認識が遅い!!)

 後ろから車にぶつけられたのだろうと思ったときにはすでに体が浮いています!!ヤバイーーー!!

そして体の落下です!スクーターは後ろの車にぶつけられてるので前に押されてふっとんでいきます。それに対して私はスクーターが浮き上がった反動で上方に浮いているだけ!!あとは落ちるのみ~!!

  うおーー!!

  落ちるうぅぅぅーーー!!!

つづく









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