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カテゴリ:食関係
本屋でちょっと立ち読みした本だ。
このヒトなのねー! 外国暮らしを経験した人なら、誰しも一度は手を出したはずのあの無菌パック包装の豆腐、いや「Tofu」。 あの紙パック入りのTofuを発売したヒト。雲田康夫。 豆腐ビジネスを通して体験したアメリカ文化の壁と海外ビジネスの苦労談をユーモラスに綴った一冊。 あのTofuが日本の会社、なんと森永乳業の製品だった(!!正式名をMori Nu Tofuというらしい)ところからして、ワタシには意外中の意外。 更に、1980年代、豆腐は、アメリカで「アメリカ人の一番嫌いな食べもの」にランクイン(USA Today調べ)する程の嫌われ者だったとは。そんなに嫌われていた印象は無いのですが・・・・。 確か、豆腐の炒め物は、学校内のトラック屋台のチャイニーズにもあった。500ccのアイスクリームが入っているような容器で売られていたHot and Sour Soup(酸辣湯)にも、豆腐が刻んで入っていたし韓国系が経営するサラダバーには厚揚げの炒め物もあり、なかなか好評な様子だった。岩豆腐みたいな固い豆腐も売っていた。 内陸部保守的なのヒトたち限定の調査じゃないのぉ!?? まあ「冷や奴」などという食べ方は、確かに受け入れられ難いのも分からないでもないですが、それを言うなら、カッテージチーズは?リコッタチーズは??と言いたくなりマス。 いや異食文化にまつわるエピソードというのは尽きません。 豆腐の着ぐるみを着てのロス・マラソン参加、『トーフ百選』ならぬ『Tofu Magic』、『Art of Tofu』なんてレシピ本を販売している涙ぐましい奮闘ぶり!まさに「食文化の獣道を往く」でアリマス。 そのレシピには、「トーフ・シェイク」「トーフ・ディップ」、「トーフ・パンプキンパイ」等々、和食オンチになりかけている今の日本の若者にもウケそうなレシピも・・!! 逆に、ヘルシーデザートとして今人気の豆腐黒蜜とか豆腐チーズケーキなどを紹介したら、受けたかも。 今ではすっかり国際的健康食品のお豆腐、プロジェクトXのパート2が出来たら、紹介されるかしら??? それにしても、正直あの「Tofu」は・・・マズかった。(雲田さん、ゴメンナサイ。) 何分立ち読みなので、本の紹介にもならないことをつらつらと書きました。 そうそう、この本の文章や語彙、生島ヒロシのアメリカ体験記『まぜこはんプリーズ』を思い出しちゃった(世代が一緒か)。異文化に驚きおののきながらも、喜喜として海外市場を開拓していった世代なのね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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