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カテゴリ:映画&TV談
フランス、ルピュイからスペインのサンディアゴ・デ・コンポステラまで1500キロの巡礼の道を舞台にした映画。
資産家の母の遺産を継ぐ条件が仲の悪い兄、姉、弟の三人が揃ってスペインへの巡礼の路をあるくことだった。巡礼ツアーのグループは、この3人を含むどこか訳ありの9名。実はみんな宗教心からの巡礼ではない。メッカに行けると勘違いしているアラブ系移民の若者までいるこのグループの旅。 何日も掛けて自然豊かな土地を歩き続けるうちに、各々の背負った人生が浮き彫りになっていく。最初はグループ行動の中での衝突が絶えないが、だんだん自分に向き合わざるを得なくなり、やがて無駄な荷物、心の重荷、概念などがそぎ落とされていく。 旅行に行って、カバンの中身だけで何日も過ごすと、案外モノが要らないことに新鮮な驚きを感じることがある。 最近は、旅行をしても、昔ほどお土産を買わなくなり、自分の為の旅の時間を満喫するようになった気がする。それと同時に、あれこれお土産の義務(?)に終われていたころの自分が、多くの人に支えられていたこともシミジミ感じる。 歩くことは、頭の回路もシンプルにしてくれるのか。 この映画をみて、お遍路さん、やってみたくなったゾ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.29 23:28:35
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