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カテゴリ:ダンス・踊り
昨夜、ダンス仲間のFくんの芝居を見に行った。六本木・俳優座「マクベス」。
ダンスをやってる子は、ほかに芝居や音楽などをやっている場合が多い。どちらが主か従かで、ダンサーか役者かの呼び方が違うだけの気がする。 マクベスとはシェイクスピアの作品というくらいは知っているが、もともとの戯曲も読んだことがなければ、芝居も見たことがない。 「自分の欲のために君主や家来を殺したマクベスが罪の意識にさいなまれる」というストーリーで合っているのだろうか?Fくんはイングランド方面に逃げる長男の王子役だった。 中央にせり出した花道?が作られているわ、殺陣はあるわ、かなりのダンスも披露されるわ、でやたら演出された舞台だった。本当のあらすじやセリフはどんなものなのか、正調マクベスを観てみないことには分からない。 芝居のほか、ダンスのレッスンもかなりやっている劇団らしいが、その中でもFくんはセンターでリードをとっていた。そりゃ、普段RISEで踊っているんだから当然と言えば当然だ。もともとFくんは185センチくらいあると知っていたが、離れた所から見るとバレエダンサーの熊川哲也に似ている。モデルみたいなルックスの男の子がガンガンに踊るわけだから目立たないわけがない。大勢の中で踊っているとほかの役者さんとの差が出る、出る。 芝居というと女性がほとんどで、男性役をよそから借りてくるというのが中学校の演劇部以来のイメージだが、この劇団は男性中心。女性のほうが客演のような感じを受けた。 借りてきたらしい役者に何人かの子役もいた。貴族の母と一緒にいるところを刺客に剣で突き殺されるのだが「やられたー。もうダメだー。お母さま逃げてー」と言って、息を引き取る。いまどき学芸会でも、刺されて「やられたー」はないだろう。全体はかなりシリアスで古文調のセリフで通されていただけに、もうちょっと気のきいたセリフはなかったものかと、この場面だけは首をかしげた。 出演者のお母さまだろうか、ロビーで「こんな舞台に立てるなんて夢みたい~」と周囲の方に話していらっしゃったが、私だって「Fくんがこんな舞台に立ってるなんて夢みたい~」と思った。 俳優座に入るのは初めてだったが、ロビーにHUBというパブが入っていた。観劇の前でも後でも、ここで一杯やれるようになっている。小粋な感じなので、舞台に関係なくても今度入ってみようかしらん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月03日 01時13分56秒
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