プレゼン コンシェルジュ　「NOVO先生の辛口ごよみ」

賞品引き換えがクライマックス



親子でごった返すコンコース


お兄さんもお姉さんもポケモンだ

今年もＪＲのポケモン・スタンプラリーがやってきた。
言ってみれば、ラジオ体操のように、台紙にスタンプを集めるだけ。しかもたったの６個。
それなのに、そのスタンプを集める親子連れで、首都圏の電車は黄色に染まる。

ネットで見てみたら、今年でなんと10回目だそうだ。
どおりで、毎年目にすると思ったよ。
もはやポケモンは夏の風物詩を超えて、季語にしていいような気がする。

参加費は無料で、駅を行き来する電車賃がかかるだけ。
そんなものに夢中になってくれるなら、保護者としても海外やディズニーランドに連れていくとはケタ違いに安上がりだし、願ってもないことだろう。とにかく、土日のお父さんはスタンプを求めて、よくお子さんにつき合っていらっしゃいますよ。
それでも、これだけの親子が電車賃を使ってくれるとなると、ＪＲ東日本もかなりの売上アップになることは間違いないはずだ。

首都圏に6つしかないゴール駅が「上野」だったりするので、私もやたらと、スタンプ帳と黄色のサンバイザーをつけたファミリーに遭遇する。

働いている大人にはちょっぴり迷惑だけど、極めて日本人的かつ小市民的余暇の過ごし方だと思うので、この際許してあげようかと思う。

ご父兄の皆々さま、暑い中、ご苦労様でございます。
私にはとてもマネできそうにありません。


JR東日本ポケモン・スタンプラリー2007
http://www.jreast.co.jp/pokemon-rally/


■ 日刊ちょいスポ（No.099）■
「朝青龍　神経衰弱でモンゴル帰国か」
医師の診断書付きで夏巡業を休場するはずだった横綱、朝青龍がモンゴルでサッカーに興じていた件で、相撲協会からは謹慎処分が下された。それで今度は「精神的にまいっちゃった」そうなのだ。明治時代の病名「神経衰弱」。私にはトランプの遊び方にしか聞こえない。あるいは「うつの一歩手前」とか。それでは本当のうつ病で治療を頑張っている患者さんに失礼なのではないか。うつは病気、病名であって、数日ちょっとのプレッシャーでかかる体質ではないだろう。