|
カテゴリ:起業・ビジネス
最近、勝手広告なるものが流行っているらしい。インターネット上の動画サイトYou Tubeを利用して、どこかの企業の商品やサービスのCMをつくって他人に見せるというものだ。もちろん、企業には何の断りもなくやるので「勝手広告」と言われている。
長い歴史のあるコピーライター&CMプランナーの登竜門「宣伝会議賞」では、毎年協賛企業からテーマが与えられコピーのほかに、CMのコンテ(絵つきの台本)が応募されてきた。受賞してもそれはあくまでもCMコンテだったのだ。こういう時代が来ると、映像までつくりこんだ作品の募集になるのかな、とも考えた。 確かに、紹介されている勝手広告はCMふうに撮影~編集されているし、アイデアがおもしろいものもある。勝手に宣伝してくれるならお金も手間もかからなくて楽チン、という考え方もできるだろう。 …が、ちょっと待て。自社のイメージをどこの誰とも分からぬ人間に左右されてしまっていいのか。コーポレート・アイデンティティやブランディングは企業側の意思をもって、お金と年月をかけて構築されてきたものであるはずだ。アルマーニや資生堂は勝手広告なんて絶対に「ノー・サンキュー」と言うはずだ。私が社長でも「勝手にうちの広告をせんといてや」と言いたいと考える。それがブランド力をもった企業のトーン&マナーというものだろう。 勝手広告なんて、動画版の2ちゃんねるのようにも感じてしまう。少なくとも私はブランディングに関して熱い思いがある。 勝手な広告なんて流行らないでもらいたい。 勝手広告とはこんなもの http://www.mediologic.com/weblog/archives/001516.html ■ 日刊ちょいスポ(No.283)■ 「“きき足は頭”の巻 日本勝ち点3」 サッカーの2010FIFAワールドカップアジア3次予選、日本対タイ。1-1で前半を折り返すも、後半追加2点。最後は交代で入ってきた巻誠一郎のヘディングで4点目を入れ岡田JAPAN初勝利を決めた。タイの選手にとって日本の雪はつらかったに違いない。初勝利よりも勝ち点3に意味があるらしい。 プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は ただいま【第1330号】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[起業・ビジネス] カテゴリの最新記事
|
|