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カテゴリ:起業・ビジネス
ある仕事で私が気を使ってA子さんとB子さんにドーナツを買って渡そうとした。たった1個だけれど、“たまたま”ではなく、おいしい店のものを選んで“わざわざ”買ってきたものだ。しかしあいにく、そのときB子さんは直前にドーナツを買ってきたばかりということだった。「2つも食べられないんで、誰かにあげてください」と断られる。
別の日には、いただいたクッキーを「一つどうぞ」と言って差し出したら、またも「いりません」「本当にいりません」と断られる。その場に居合わせていないと分からないが、遠慮ではなく、拒絶の断り方だ。満腹でも、嫌いな食べ物でも、あるいはダイエット中だとしても、とりあえずもらっておけばいいのに。家に持ち帰ってあとで食べてもいいだろうし、帰宅途中の駅で捨てるのも自由だから。私ならそうすると思う。 あるとき、知り合いのお宅が改築のための仮引っ越しをするというのでお手伝いに行ったことがある。ドラマや映画用に寄贈したほうがいいんじゃないか?というくらい年代もののアイロンや家電製品など不用品がどっさり出てきた。そのお宅のお母さんが「これいらない?」「あれ持って行かない?」と、私にどんどん品物を勧めてこられる。家に持って帰っても使えないだろうなというものもたくさんあった。が、私は「わーい」「やったー」と言ってもらってきた。もらい上手だもん。 このお宅は息子さん二人がいて、それぞれ近所のマンションに奥さんと住んでいらっしゃる。私と同じくらいの年ごろの嫁二人に「こんな物もらったら迷惑です」「あれもいりません」とことごとく断られたあとのようだった。 私がいただいた物は家に帰って捨てたものもあれば、鉄のすき焼き鍋、土鍋など、現在も我が家で使わせていただいているものもある。お母さんは大事な物を捨てずにすんでうれしそうだったから、あのときもらってあげて良かった。 日本には「角が立つ」という言葉がある。人が「あげたい」と言われているときは、角が立つから、その場だけでももらってあげていただきたい。本当に不要なら、帰り道でも、家のゴミ箱に捨てることもできるんだから。 ■日刊ちょいスポ(No.531)■ 「巨人リーグ制す」 セ・リーグは巨人がヤクルトを3-1で倒し、阪神が4-3で横浜に負けたため、巨人の優勝が決まった。2年連続32回目。一時、2位阪神との間には13ゲームも差が開いていたのに、まさに原監督の「メーク・レジェンド」は達成された。 プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は ただいま【第1581号】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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