そうだ坊主になろう!~ヒロ伊藤流仏弟子修行

2007/09/27(木)08:43

他人の過失

ヒロ伊藤流?仏弟子修行(429)

「他人の過失を探し求め、つねに怒りたける人は、  煩悩の汚れが増大する。  かれは煩悩の汚れの消滅から遠く隔たっている。」    (『真理のことば ダンマパダ』第253偈) 他人のことはよく見える。見えれば、気になります。 気になれば怒りたくもなり、それでもきかないと怒りたける。 当人はそれが人のためにも、職場や学校、ご近所など周りの社会のためにも 善いことだと考えています。 確かにそういう場合もあるかもしれません。 しかし、それでも解決できないときがあります。 それは自分の見方考え方であって、 他人は別の見方考え方を持っているかもしれないのです。 たとえそれが本当の過失であっても、その場で必要なことは、 分かっている人が行わなければならないことは、何でしょうか? 人は過ちを犯すものです。正しいやり方を知らない場合もあります。 まして年少者や後輩であれば、そういうことが目につくかもしれません。 分かっている人がすべきことは、他人の過失をあげつらったり、怒りたけることではなく、 間違いを正して行くように教え導くことであるはずです。 そうしないで「他人の過失を探し求め、つねに怒りたける人は、 煩悩の汚れが増大する」というのです。 楽しく良好であるべき人間関係を壊し、自らも思い悩む日々を、 自らつくりだしているのです。 あなたの嫌いな人々の悩み苦しみがなくなりますように! あなたの悩み苦しみもなくなりますように! あなたの嫌いな人々が幸せになりますように! あなたも幸せになりますように! 合掌 観学院称徳

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