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先週末、ニュースを見て思い立った。そうだ、名古屋に行こう!と。 見に行く気がまったくなかった愛・地球博だったが、ニュースで放送されたネパール館の二億円の手作り寺院を見て行きたくなったのだ。もちろん二億円に興味があるのではなく、普段目にすることができない遠い外国館の展示を見たくなったのだ。残り2日で3連休の土曜日、混雑は覚悟の上だった。朝寝坊の私が、大雨の早朝5時に家を出て東京発6時5分ののぞみに、びしょびしょで乗り込んだ。 名古屋駅から電車とリニモ(リニアモーターカーの呼び名)を乗り継いで到着した会場前には、真夏の太陽が残っていた。既に長蛇の行列ができていて、入場までに炎天下に1時間近くも並んだ。会場に入ると早くも人気館は長蛇の列で入れない。 話題の企業パビリオンゾーンは素通りして、ネパール館のあるグローバル・コモン1に向かった。カタール、イラン、バングラデシュ、パキスタン、スリランカ、中国、モンゴル、ブータン、インド、ウズベキスタン・タジキスタン・キルギスなどの中央アジア共同館、そして目当てのネパール館を見る。仏教国?日本向けのサービスか、仏教やシルクロードなどを文化的なテーマとするものものが多かった。 ネパール館のヒマラヤレストランで、チキンカレーとナンを食べた。ネパールのカレーは辛さがマイルド。本格的な竃で焼いているナンは、外はパリパリだが中はしっとりモチモチの熱々でとても美味しかった。 午後は、グローバル・コモン2の中南米各国館の展示を見た。インカなどの歴史的美術的な展示に魅了された。原色と斬新なデザインは、現代に通用するものだ。 今回の万博は当初の心配をよそに目標入場者数1500万人を大きく上回り2205万人を集客したという。日本人はお祭り好きな上、学生の頃より文化祭が大好きだ。ちょっと珍しい展示と、美味しい食べ物、フリマのようなどうでもいいけどちょっと手に入りにくい各国の物産や工芸品といった盛り沢山のお土産に、目新しい乗り物やアトラクションなど、日本人の購買意欲を刺激して余りある。どうでもいいものでも、世界中から一カ所にこれだけ集めると、魅力的な価値を持つ。人の好奇心を煽る万国博覧会の原初的な面白さを出せたのが成功の要因だろう。 それにしても1970年の大阪万博に親父と弟と3人で行ったのが35年前。中学生の可愛い?少年が、今やおっさんになっている。時の流れを感じるねえ。 日曜日は墓参りに行くので、日帰りで帰京しなければならない。離れた場所にあるタイやカンボジアなどの仏教国やインドネシアなどの展示も見たかったがあきらめて、午後3時には会場を後にした。名古屋駅でビールとミソカツ弁当を買ってのぞみに飛び乗り東京へ、早起きは三文の得?の一日だった。 ネパール館の寺院や各国館の仏像など、会場で撮った写真は追って掲載したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月26日 21時02分57秒
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