この世でことわりをはっきりと知らない愚かな者どもは、
自分たちが不死であるかのごとくに振る舞う。
しかし正しい真理をはっきりと知っている人々にとっては、
(この世の生存は)病める者にとっての夜のごとくである。
(『感興のことば ウダーナヴァルガ』第22章第2偈)
自分の命は有限であると誰もが知っているはずです。
にもかかわらず人は、自分たちが不死であるかのように
怠惰な生活を送っています。
自分の時間は永遠だと勘違いしているかのようです。
ほんとうは、この世の生存とは、病める者にとっての夜のように
儚くいつ終わるかも知れないものなのです。
無駄に過ごすような時間はありません。
命の炎が燃えている間は、一瞬一瞬を大切に生きて行きましょうね。
大切に生きる気持ちを起こせば、
一木一草に至るまで命が光明を放ち、輝いて見えますよ。
合掌 観学院称徳