テーマ:今日のこと★☆(105878)
カテゴリ:つれづれ
残暑お見舞い申し上げます。 終戦記念日という名の敗戦記念日が今年も来ました。マスコミは今も真実を歪曲する言い換えを続けています。政府や小泉首相を批判する資格があるのでしょうか。記憶の中にある8月15日というと、旧盆、高校野球、猛暑、蝉の声、青い空と入道雲などが連想されます。戦後生まれの拙僧の記憶にあるのは、平和な夏の日の思い出だけですが、この日と12月8日の開戦記念日に繰り返されるテレビの特別番組や、子供の頃は東宝の戦争映画を見て育ちました。子供の頃、昭和37、8年までは都心にも空き地の原っぱが残っており、防空壕の跡もありました。戦争の痕跡はまだそこここにその影を留めていたのです。小学校や中学時代には戦前戦中からの教師も残っていて、悲惨な従軍体験や空襲、疎開の話などをしてくれました。現在はといえば、戦争を語り継げる人がどんどん減っていく時代です。日本とアメリカが60年前まで戦争をしていたことなど、想像もできない世代が社会の中枢を占める時代がもうすぐ来るでしょう。大局を見ることができない大衆迎合的な政治家やモラルの低いマスコミが、日本をアジアの孤児としてしまうのではないか。その結果として不安感を煽り自衛隊を軍隊に変えて軍備強化に走るのではないか。かつて保守派抵抗勢力の権化と小泉首相に指弾された野中元幹事長が、軍事外交的には実はハト派であり、自衛隊海外派遣に絶対反対だったことを思い出すとき、戦争体験が我が国の平和主義の強力なバックボーンとなっていたのだと再認識されます。戦争体験を持たない、語り継がれてもいない無関心世代が、社会の中枢を担う時代の危険性を、十分に自覚する必要がありましょう。戦争は過去の出来事ではなく、今でも続いています。イラクやパレスチナなどでは、今も一般市民を巻き込んだ悲惨な戦いが続いているのです。対峙するそれぞれの為政者と民衆の間の憎悪の連鎖が続く限り。 生きとし生けるものが幸せでありますように! 合掌 観学院称徳 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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