「頭白くとて このことによりてのみ、彼は長老(おさ)たらず。
彼の齢(よわい)より熟したりとも、これ空しく老いたる人とのみよばん。」
(『法句経』第260偈)
頭が白髪になったからといって、そのことだけで尊敬に値する人になるわけではない。
彼は年齢だけは重ねたけれど、これはただ空しく年老いただけの人と呼ばれるのである。
敬老の日は過ぎたけれども、言いにくいことをはっきり言ってくれたものですね、お釈迦様!
今までどんな人生を歩んできたのだろうと怪しんでしまうほどに、尊敬できない老人も多い世の中。今の若いもんはなどと口癖のように言っているけれど。。。そういう貴方はどうだったのよ、と聞かないまでも、その言動と人相で分かるのです。
高齢化社会が進展する中、嫌われ者では幸せな老後なんて望めません。
今からでも遅くはない、日々自戒して生きましょうね。お互いに!
意地悪じいさん候補、No.1?
合掌 観学院称徳