テーマ:暮らしを楽しむ(388613)
カテゴリ:話芸・お笑い、ラジオデイズ
如月の落語会から 第二十一回を迎えたオリンパスシンクる寄席、創作(新作)落語の王者・三遊亭円丈と中堅の旗手・白鳥の師弟対決! 西新宿ハーモニックホールは満員盛況ながら息詰まるような緊張が漲っていた。開口一番は春風亭ぽっぽさんでネタは「たらちね」。可愛いぽっぽさんの妙に艶っぽい落語は先恐ろしい。 さて先手は白鳥師匠、なんと古典の時そばを普通に演じ始めます。本領発揮は調子のいい客が一文掠めたのを見た馬鹿な男が真似をしようと捕らえた蕎麦屋、タダモノではないその行状は聴いてのお楽しみ。演題は「エコ時そば」で会場は早くも爆笑の渦に。 続く円丈師匠、季節外れにもかかわらずリクエストに応えて円丈ワールドの名作「藪椿の影で」。大きな迷い犬のモップ犬によってバラバラだった家族の心が一つになると言う人情噺。家族に追い出されて居なくなったモップ犬が神々しいほどに見えてくる叙情的な作品。 仲入り後も白鳥師匠でまたも古典の寿限無と思いきや「スーパー寿限無」。白鳥流の大爆笑噺に大変身。肩の力が抜けた白鳥師匠、なにか突き抜けた感じのおもしろさ爆発。人気は自信を産み、自信は芸を磨き大きくするのだ。 トリはモチリン円丈師匠、アフガニスタン人落語家が大活躍?する「ランゴランゴ」。相撲が国際化してちょっとおかしくなってきたように落語の世界も国際化するとどうなるか、近未来を予測する?、馬鹿馬鹿しさ限りなし、これも円丈爆笑落語の名作であります。 なお、先週末にも円丈・白鳥両師匠を聴きました。新作ネタ下ろしの会「無限落語」でのことです。 他に柳家小ゑん、春風亭百栄の両師匠と、三遊亭たん丈さんも出演。それぞれ個性的な新作を披露され、落語ワールドにどっぷり浸かった爆笑至福の一週間でした。 いやー、創作落語ってほんとうにおもしろいですねえ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[話芸・お笑い、ラジオデイズ] カテゴリの最新記事
|
|