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姉歯被告へ…Xマスプレゼントはヘルメット
耐震強度偽装事件で建築基準法違反などに問われた元1級建築士・姉歯秀次被告(49)の判決公判が26日、東京地裁で行われる。検察側は懲役5年、罰金180万円を求刑。住宅の安全を揺るがした事件の刑事責任を司法がどう判断するか注目だが、判決を2日後に控えた24日、姉歯被告に何とも皮肉なクリスマスプレゼントが贈られた。 姉歯被告の自宅を訪問したのは被告が手がけたグランドステージ(GS)東向島の元住民で対策委員会の代表・田中拓さん。何度も呼び鈴を押したが反応はなし。エアコンの室外機は稼働している。居留守であることは明らかだった。玄関前のゴミ袋にはビール缶が約30個詰められ放置されていた。「飲み会…。信じられない」と田中さんは絶句した。 それでも田中さんは、家の中でひっそり息を潜める姉歯被告に向け反撃を開始。「彼にはこれをプレゼントします」と言うと、持参した紙袋から黄色のヘルメットを取り出した。後頭部には「GS東向島解体工事 姉歯秀次」。大手百貨店で自費で購入したという。「解体工事ならできるはず。建て替えも? それは嫌です。無理です。彼には不可能です」住民たちの抗議文も添えると、足早に立ち去った。 クリスマスイブの、この日、周囲の家の玄関先はもみの木にきらびやかな照明が飾られていた。だが姉歯被告の玄関先は黄色のヘルメットが、むなしく悲しく光を放っていただけだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
December 25, 2006 01:28:08 PM
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