ほうれん草の茹で方。
私はいま、念願叶い、訪問介護事業所でヘルパーの仕事に就いています。今日、少し先輩の女性に付いてあるご利用者の家を訪問し、昼食を作ることになりました。ほうれん草があったので、その先輩は『おひたしにしようか。』と言ったので、私は『そうですね。そうしましょう!』と答え、早速茹でることになりました。私がお湯を沸かし、茹でようとしていたら、彼女は、『ほうれん草は茎のほうから茹でるの!塩は入れたの?』とそれはそれは高圧的な態度と言い方をしました。 温厚で知られるこの私も、さすがにすごくイヤな気分になり、段々とムカムカしてきました内心、そんなことは言われなくても、小学生の頃から知ってるもん。と思いましたが、もしかしたら、親切心で教えてくれているのかも知れないし、ご利用者の方が近くにいたので、その場は何も言わずに昼食準備は完了しました。帰り際、やっぱりその先輩の物の言い方や上から人や物事を見る態度が納得いかなかったので、「さっきのことですが、そんなことはもうずっと昔からやってますよ33年も生きてますからでも、ありがとうございました。」とやんわりと言いました。物の言い方って、重要だと思います。本人に悪意はないのかもしれないし、何も考えずに発した言葉でも、相手の自尊心を深く傷つけることがある。悲しませることがある。人間って、「私は何でも分かるのよ。知ってるのよ。何でもできるのよ。」と思った時点で、もう成長はないと思います。この私なんて、何をやっても中途半端で知らないこと、知りたいことまだまだいっぱいその知りたいことを知った瞬間の喜びは格別で、私の世界がまた一つ広がっていきます。こんな私は一生修行です!たかがほうれん草。でも、今日はとても良い勉強になりましたそして、夕方訪問介護に行ったあるおばあさんに「あなたが色々頑張ってくれているのが分かるよ。」と言って頂き、その場で涙が出ちゃいました言語障害があり、意思の疎通もなかなか難しいその方が、何分もかけてゆっくりゆっくり私にそう言ってくださいました。それを見ていたご家族の方は「あなたの気持ちがおばあさんにちゃんと伝わってるのね。」と言ってくださいました。これからも、自分の大切な人と接するような、心のこもったサービスをしていきたいです。今日はほうれん草で少しイヤな気分になりましたが、最後に良い気分で一日の仕事を終えることができ、まるでスキップするかのように家路につきましたLearn from yesterday, live for today, hope for tomorrow.昨日から学び、今日を生き、明日へ期待しよう アインシュタイン どうか明日もみなさんにとっても、良い日でありますように