ラジェンダ　エリコムリ　　　　　　　　　　　　L'agenda d'erikomri

　日曜日に念願の水炊きをたべてきました。と、いいますのも、以前雑誌にのっていたこの「榮や」の水炊きの写真がすばらしく美味しそうだったからです。興奮していろんな人に写真見せ回ってたほど。
　さて、「水炊き」とは？正確な定義はよくわかりませんが、要するに鳥の鍋なのです。きっと人によって出汁の採り方やらなんやら相当違う気がしますが、この「榮や」の出汁は骨付きの鶏肉を８時間ほど（だっけ？）煮込んでとった白濁したスープです。
　まず、つきだし六点盛り。ささみの刺身の和え物三種、クラゲの和え物、ホタルイカの沖づけ（正確な名称は不明）など。トリもさることながら、このホタルイカがとろけるようでおいしかった！
　その後、鍋に突入。まず、お店自慢のスープだけを湯飲みに注いでくれます。白いスープに少しアサツキと醤油をかけていただくのです。感動。うまかった。そして、その後あらかじめ煮込んである骨付きの鶏肉もいただきます。とけるほど煮込んであります。もちろんおいしいです。鶏肉のあとに野菜を数種いれるのですが、中でもおいしかったのがブロッコリー。和風の鍋にブロッコリーなんてびっくりですが、これまた甘くて、周りのスープと絡むとホワイトソースのシチューのよう。自分じゃ考えつかないですね。
　しめに雑炊。それまでにもうおなかいっぱいで、もう食べれないんじゃないかと思ってましたが、あまりのおいしさに食べきってしまいました。おそるべし、水炊き。
　ところでこの白濁スープはお肌にいいとトイレに張り紙がしてありました。コラーゲンのおかげのようです。膨大なカロリー摂取を忘れさせるような他の効果で女性の気を惹くとは憎い。
　別に知り合いの店でもなんでもないですが、ほんとに気に入りました。小さいお庭にテラス席もあったので、今度はそこで食べたいな。