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日々徒然に

日々徒然に

沖縄旅行記 第2日目

 朝の8時半、予定通り出発する。バスで走ること1時間足らずで、道の駅「かでな」に到着する。3階建てで屋上がある建物だ。屋上には沢山の人影が見える。

 この道の駅「かでな」の屋上から、アメリカ軍の極東最大の嘉手納基地が一望できるのだ。添乗員さんが、
「断っておきますが、飛行機が1機も飛ばないこともあります」
と言っていた。

 屋上にはエレベーターで上がることも出来るが、1基しかないので歩いて上がる。早速F15イーグルが1機着陸してきた。地上を滑走しながら、格納庫の辺りに進んでいった。

 この嘉手納基地は、旧日本陸軍の中飛行場を拡張整備して現在に至っているという。4000mの滑走路を2本も有している。滑走路の端が霞んで見えるくらいだ。

 F15が2機編隊で低空を旋回していく。まるでサービス飛行のようだ。そして、1機また1機と着陸してきた。

 そろそろ下りなければならない時間が近付いた頃、1機が離陸していった。アメリカ軍の使っているF15は、離陸直後に垂直上昇も出来るほど強力なエンジンを搭載しているのだが、離陸上昇していく角度は思っていたよりずっと浅かった。何だか日本人の前では、爪を隠しているようだった。

 離着陸するF15や、嘉手納基地の遠望などをカメラに収めたのだが、その画像は無くなってしまった(*_*)


 道の駅「かでな」を出発して、また小1時間バスで走る。名護パイン園(トロピカル王国)に到着して、熱帯の花などを見学する。山羊も飼われていた。パイナップルの畑も見ることが出来た。パイナップルの木は、植えたままで5回も収穫できるそうだ。

 見学の後は、昼食となった。ソーキ蕎麦だった。ソーキ蕎麦と沖縄蕎麦というものは、同じものなのだそうだ。ただソーキ蕎麦の方は、具材にソーキが載っているだけとのこと。ソーキとは、豚のアバラ肉のことだ。それを甘辛く煮てある。

 沖縄蕎麦の麺は、ラーメンを太くした感じだ。会津の喜多方ラーメンのようだ。スープは、意外とあっさりとしていた。

 食事が終わると、しばらくは買い物タイムである。何処の観光地も同じ事だが、団体客の昼食を摂るところは、必ずと言っていいほど大きな土産物売り場が併設されている。

トロピカル王国




 お腹が一杯になったところで、バスは海洋博記念公園「美ら海水族館」を目指した。走ること30分余りでゲートの前に到着した。

 到着したのは「北ゲート」だった。そこから水族館に下りるエスカレーターまで、ほんの少し歩くだけで良かった。添乗員さんが後に語ったところによると、この門の使用を許可してもらうために10数枚の書類を提出したそうだ。

 一般の入場者は、ここに来るまで15分ぐらい歩かねばならないそうだ。門には「テロ対策・・・」という文字があった。

 下りのエスカレーターに乗って階下に降りる。其処には巨大な水槽があり、鮫やナポレオンフィッシュなどがゆったりと泳いでいた。館内は薄暗かった。手で直接触れるコーナーもあった。海水の中に手を入れて、大きなヒトデに触ってみた。表面がざらついていた。

2008-04-25 21:40:51


 ジンベイザメが泳ぐ巨大な水槽もあった。階段状になった観覧席が設けてあり、じっくり鮫を観察できる。また、専門の学芸員がマイクで解説してくれていた。

 オキちゃん劇場で、イルカのショーも観た。最前列の人には、海水が飛んできてもいいように、バスタオルが配られていた。

 イルカも只ジャンプするだけでなく、陸に上がっていろいろと演技をする。イルカが演技するプールは、5~7mの深さがあり、垂直に潜り、また垂直に水面に飛び出してボールをつく。

 館内が広すぎて、腰が痛くなってきた。坂を下りたり上ったりして、非常に疲れた。こう言うところは1日掛けて、ゆっくりと見て歩かなければならないと思った。


 水族館で疲れた我々を乗せて、バスは万座毛に向かった。車を降りて、ぐるりと一周するようになっていた。象の鼻に似た岩が見えてきた。その上が平らになっている。其処に万人が座れると琉球王の尚敬が言ったことが、この名の由来になっているという。

 夕方の5時過ぎだというのに、まだ陽が高かった。我々の真下を漁船が航行していた。漁をしているのだろうか。遠くに白いホテルも見ることも出来た。

 万座毛を出発すると、直ぐにホテルに着いた。今日、宿泊するホテルは、恩納村にある「ホテル ムーンビーチ」だ。

 玄関から客室に行く途中が吹き抜けになっており、上から蔓が延びている。そこかしこにハイビスカスの花が咲いていた。10数年前に沖縄に来たとき、こんな感じのホテルに泊まった記憶があるが、名前は忘れてしまった。

 夕食は、テラスでみんな揃ってのバーベキューだった。昨日着いたのに、もう明日帰らなければならない。食後、ビーチに出てみた。

 波打ち際の近くまで来たとき、足元を取られて転びそうになった。何とか踏みとどまったが、この時、カメラを落としてしまったらしい。直前まで夜景を撮していたのだ。この海は、東シナ海なのだ。カメラは東シナ海に行ってしまったのだろうか。

 ポケットが軽くなったのに気付かずに、この後、インターネットを楽しんで、眠りに就いた。


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