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テーマ:最近観た映画。(38909)
カテゴリ:review
海洋生物ドキュメンタリーの最新作が待望のハイビジョン放送。 最近、書籍「へんないきもの」の続編や「ファイティング・ニモ」を堪能し、海洋生物の魅力を再認識していたタイミングでのこの視聴となった。 動物を追う純(?)ドキュメンタリーなので、お話は当然なし。解説も語り部程度に添えられ、主に追い追われ、食い食われの弱肉強食のリアルな海での舞台が劇場作らしいスケール大きな楽曲と共に繰り広げられる。 ということで退屈かというと全然そんなことはなし。勿論珊瑚礁の美しさや、発光するエイリアンもどきの深海生物など目を見張るものもあるが、鯨やオットセイを残忍に襲うシャチや、陽が落ちた後、獲物を狙い動き出すウツボや鮫などの恐ろしいこと恐ろしいこと。そして逃げ惑う小魚達やそれを養うプランクトン……そんな姿から、こんな我々なんてその恐怖から逃げ出したプランクトンより弱者の末裔か……なんて思いがフト過ぎる。 そう、こんな美しく、こんなに食べ物が豊富で、こんなに刺激に満ちた楽園を締め出され、乾燥や風雨にさらされ、強烈な紫外線や有毒酸素の満ちた地上に這いつくばるしかなかった我々の遠い故郷とその生き様。なんかそれをしみじみと感じさせられてしまうところだ。 NHKのハイビジョンドキュメンタリーに見慣れた目にはノイジーで低解像度に映るものの、十分観れるハイビジョン画質。楽曲や環境音を結構まわす音場感あり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.15 20:07:30
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