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今年の世相を表す「今年の漢字」が選ばれ、京都市東山区の清水寺で１２日、特大の和紙に記された。

　清水寺の森清範貫主が大きな筆で書き上げたのは、「今年の漢字」に選ばれた「輪」の字。東京「五輪」・パラリンピックの開催や、富士山の世界遺産登録が決まり、日本中が「輪」になって歓喜に沸くとともに、自然災害に対して多くの支援の「輪」が広がったことなどから、国内外１７万票余りの応募の中で、最も多い９５１８票を集めた。

　２位は、わずか１０００票の差で、プロ野球の日本シリーズを制した楽天の「楽」。３位は、大ヒットドラマの名ぜりふや首相の名前から「倍」の字だった。また、４位は「東」、５位は「風」の字だった。

　「輪」の字が記された特大の和紙は、大みそかの正午まで、清水寺の本堂で公開されている。