2007/02/15(木)23:18
鉄道模型
3歳になる上の我が子は「乗り物」が大好きである
「クルマ」のおもちゃは「ロータス・ヨーロッパ」の京商ミニッツがお気に入りだが・・・
お友達の家にある「プラレール」を見て以来、「電車欲しいねえ~」と言っていた
プラレール・・・
プラレールでも良いのだが・・・
そういえば私自身が小学生低学年の頃に集めていた
鉄道模型の「Nゲージ」が実家に眠っているのを思い出した
早速実家から持ってくる・・・
しかし30年近く前のものだが・・・動くのかいな?
まずは子供が寝静まった後で実験だ
童心に帰ってレールを接続して簡単なレイアウトを作る
レールを接続していると、当時のいろいろなことを思い出してくる・・・懐かしい・・・
最初「エーダイナイン」という銘柄のレールを揃えていたのだが
途中から「TOMIX」に宗旨替えした関係で、レールが2銘柄混じっている・・・
我ながら無駄なことしてるなあ
さてレイアウトも完成し、適当に車両を乗せて動かしてみる・・・
動いた!
30年の時を越えて、元気に走る「EF65」
今ではブルートレインそのものが絶滅したが
あの頃はブルトレブーム真っ最中で、その中でもEF65の1000番台というのは花形中の花形だった
このEF65も「エーダイナイン」というメーカーだが、このメーカーは今でもあるんだろうか・・・
他にもL特急は「学研」製、東北新幹線は「関水金属」製だ
現在でもトイザらすで「TOMIX」は見かけるが、他のメーカーはあまり見かけない気がする
中には車輪に汚れが付着して、通電が弱いのか走りがぎこちないのもあったが、磨いたりギアに注油したりすれば、当時と変わらずどれも皆快調に走ってくれた
せっかくなので、ビルや商店セットも並べてみる
ビルの看板なんて時代を現してるなあ・・・「SONYのウォークマン」とか書いてあるよ
映画館の広告も「ロッキー」とかだ・・・いや~懐かしい
などと、ひとり感慨にふけっているとプチタイムトリップだ
これなら子供に見せたらよろこぶに違いない
プラレールよりも本格的だし、ラジコンが「京商ミニッツ」なら電車のおもちゃが「Nゲージ」でもよかろう
しかし遊んだ後の片付けは、子供の頃から嫌だったが・・・
今でもやっぱり嫌なもんだ・・・レールとかを箱に綺麗に片付けるのはめんどくさい
さていよいよ鉄道模型を子供に見せる日が来た
母親が絵本を読んだりして子供を別の部屋に引き付けている間に、私がレイアウトを作成する
こういうのは最初のインパクトが大事
ひと目見てびっくりするようにレイアウトも凝りに凝ろうとすると
どんどん大きく複雑になっていく
本線はいきなり複線だ・・・コントローラー1台しかないのに・・・
(もう1台あったのだが壊れて動作しなかった)
立体交差が4箇所、高架駅にトラス鉄橋に田舎の駅に・・・と、どんどん広がっていくと・・・
ポイント(分岐)の数が増えすぎて配線が複雑になる
思いつくままに拡大していくと、カーブに無理がでたり壁にぶつかったり
完全に都市計画失敗だ
そうこうしているうちに、マイ妻が「引き止めておくのがもう限界~っ」と言ってきた
う~あせるっ!
ラストスパートで設置の仕上げをする・・・
が電源をレールに挿すフィーダー部分で問題が!
本来ならポイントの影響を受けない場所に設置しなければいけないのに、そこまで配線が届かない!
(鉄道模型の経験がなければ何のことか分からないとは思いますが)
やむを得ず島式ホームの片側線路に電源を挿す・・・最悪の場所である
出来れば通電テストを兼ねて試走したい・・・と思った時に我が子がついに走りこんできた!
一瞬固まった我が子・・・絶句しているようだ
ぐふふっ・・・よっしゃよっしゃ
なにしろ架線の柱まで設置したんだからそれぐらいのリアクションは欲しい
もうちょっと時間があったら山とか川とかのシーナリーに突入しそうな勢いだった
満面の笑顔で「電車だあ~」と喜ぶ我が子
早速いちばん気に入りそうな「東北新幹線」を走らせて見せる
順調に走る・・・・はし・・・あれ止まった?
やはり電源の位置に問題があったのか、レールの接続がまずかったのか、途中のポイント上で止まってしまった
せっかく喜んでいた我が子の顔も「動かないねえ~」と曇ってきた
なんとか接続を確認するが、レイアウトの根本から間違っているのでどうしようもない
やむを得ず、故障箇所までの折り返し運転に切り替える・・・トホホ、開業当初からトラブルかよ
しばらくは折返し運転を眺めていた我が子・・・しかしだんだん飽きてきたようだ
箱に入ったままの車両を取り出して、畳の上で走らせて遊んでいる・・・
あーっ!そうか!
まだ我が子くらいの年齢だと、コントロールする遊び方より自分の手で動かすほうが面白いんだ!
そういえばNHKの「趣味悠々」という番組でも鉄道模型が始まっていたな・・・
やはりNゲージは大人の為のもののようだ
しかし久しぶりにレイアウトを広げたら、当時果たせなかった本格的なレイアウトを作りたくなってきたぞっ!
「趣味悠々」が楽しみである