誕生日のチョコケーキ

さる２１日はマイ妻の誕生日だった 誕生日といえばケーキが付き物 仕事帰りに天神でケーキを買って帰ることになった 本人のリクエストでは「フルーツがたくさん載ったタルト」という指定で お店も銘柄も指定があったのだが・・・ 行ってみると、売り切れ・・・残念 予約しとけばよかったなあ・・・ 代替手段で他のお店のフルーツタルトを見て回るが 最初に希望してたお店のものと比べると、どうしても見劣りする 三越・・・大丸・・・岩田屋・・・と迷走する デパ地下は仕事帰りのＯＬさん達でごった返しており、思ったように移動ができない 立ち止まったり、急に針路変更したり・・・こういうのって運転そのままやな 押しのけ押しのけなんとか進もうとする しかし、そういう私の方がきっとこの場では傍若無人な「ならず者」なんだろう しかーし！ 私が家に帰ってから、夕食も外に食べに行く予定なので 早くケーキを入手して帰らないといけないのだよ～っ！ あっちをウロウロ・・・こっちをウロウロ・・・ どこのケーキ屋さんを見て回ったのかどうかも分からなくなってきた・・・ あれ？このケーキ屋はさっきも見たぞ ＯＬ達に阻まれながら、天神デパ地下を彷徨すると・・・ 吹雪に阻まれながら八甲田山を彷徨する気分になってきた・・・ ときどき携帯で、「こういうのはどうか？・・・オクレ」と無電通信で聞いてみるのだが ケーキの味を電話で説明したって伝わるはずもない・・・ 電話の向こうでは、我が子が「おなかすいたぁ～っ」と叫んでいる声が聞こえる・・・ 早く帰らねばっ！ と、岩田屋本館の地下に、先日テレビで特集されていた ＢＭＷ　Ｃ１に乗ったショコラティエの「ジャン・ポール・エバンさんのお店があるから、ケーキもあるかもしれない」という情報が入った 早速岩田屋本館の地下に潜入する が・・・ ひとまわりしてみたが・・・見当たらない 「マルク・ドバイヨル」さんのお店はすぐに分かったのだが、そういうイメージで探しても見当たらない フロアの案内図で見てみると・・・その場所にはなにもないように見えるが・・・ 近づいて見てみると、通常のテナントとはまったく違う、隔離されたスペースがあった ひとつの「部屋」になっていて、ドアを開けて入るようになっている しかも中は暗い 外に看板の類は無く、中も薄暗くて見えないので外からはなんのお店か分からない しかし地図で見るとこの位置なので、恐るおそるドアを開けて入ってみると・・・ 寒いっ！２月なのに冷房が効いてるよ 黒装束を着た女性スタッフが２名・・・ 薄暗い中で「いらっしゃいませ・・・」と声をかけてくる・・・ ショーケースにはチョコが並んできるので、目指すお店で間違いはないようだ 暗い店内でショーケースにわずかに照らし出されたチョコレート なにかの研究施設のラボのようだ・・・ ミッションインポッシブルで トムクルーズが潜入して、なにか薬品を盗み出す研究施設と言えば分かりやすいか 整然と並んだチョコレート・・・ お目当てのケーキの類は・・・あったっ！ 誕生日のケーキと言えばホールが定番なのだが、カットしたショートが３種類しかない しかも残りわずか！ しかしいろいろな種類が食べられるというメリットもあるので 今回はショートを１種類づつ３個買ってみた ちなみにお値段は１個５７８円・・・ちょっと高めかな しかし、やっとケーキを入手できた・・・ダッシュで帰宅して外食へ・・・ さて無事に外食も終わりいよいよケーキを食べるときが来た ひとくち食べると・・・ 重いっ（けどもちろん美味しい） ずしりと重いチョコケーキだ さすがにふんだんにチョコレートが使ってあるが 微妙に種類が違うチョコレートを幾重にも使い分けているので、食感に変化があっておもしろい ショートケーキだけで満足できるか不安だったが・・・ １個食べたらもう満足・・・ちょっと高い値段は十分にカバーする内容だった 少し前までそれほど興味も無かったチョコレートワールド もうちょっとイロイロ食べてみたくなってきたな クルマのネタは当面無さそうである（ぜんぜん乗ってないし）