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博多港に「タイタニック」と同時期に造船され ギネスブックにも最古の客船として登録されたと言う「ドゥロス号」が寄港するというので見に行ってきた 係留してある場所は博多港なのだが、国際線の岸壁に係留してあるので 船を見学に行くのも出国手続きに似た手続きが必要になる 名前や住所を用紙に記入し、必要に応じて身分証明を提示してIDをもらわないといけない もちろん幼児も乳児も必要だ 訪れたのは平日だったのでそれ程の混雑ではなかったが、土日は結構な人出らしい この「出国手続き」に1時間待ちだったとか さて無事出国して船に乗船する 船の大きさは近くに停まる韓国釜山航路の「カメリア」などの客船と比べると随分とこじんまりとした物だが デザインが今時の船と違っていて、特に船首のラインが直線的に切り立っている 確かに映画で見たタイタニックと同じイメージだ 外板も「鉄板をリペットで留めてます」って感じで、一見すると継ぎ接ぎだらけに見えるが ・・・きっと最初からこんな造りだったのだろう さて、上りにくいタラップと言うか階段を登って船の甲板に上がる ドアが無垢の木製でノブの真鍮がピカピカしていてカッコいい が、タイタニックのような「豪華客船」ではなく 当時はアメリカで「貨物船」として使われていたらしいので、豪華絢爛と言う感じはしない 80年以上前に造られたとは思えないぐらいに綺麗だ(もちろん改修を重ねてるんだろうが) 船内のBGMもなんとなく「タイタニックのサントラ」のような音楽が流れている 思わず脱出用の救命ボートに目が行くが、こういう設備は現代の仕様のようで、いざと言う時も安心できそうだ もうひとつタイタニックというとやはり気になるのはこの場所か さてこの「ドゥロス号」は、現在はドイツの船籍になっていて、移動図書館(というか書店)として、ボランティアが乗船して世界中を回っているらしい こんな古い船で世界を回ると言うのもチャレンジだな・・・ さて肝心の書店の方はどうかと言うと、当たり前だが洋書を中心に、聖書や宗教関係などはそこそこの品揃えだ 他にも児童書は種類がいろいろあって、子供用に1冊買って帰るかな・・・と思って見ていると んっ?自動車専門書のコーナーがあるのに気がついた まあそれ程の種類がある訳ではないので、あまり期待してもはじまらないが すると我が子が、1冊の本を手に取り「このフェラーリうちのといっしょ」と指差した 見るとF40が表紙に載っている 先日我が子に、私が20年前に走らせていた田宮の10分の1のラジコンF40を与えていたのだが、それを目ざとく見つけたようだ その本のタイトルは「DREAM MACHINES CARS」と言うタイトル パラパラとめくっていくと フェラーリのF40やF50 ランボルギーニディアブロやマクラーレンF1といった いかにもという顔ぶれのほかに、古いジャガーやアストンマーティンなどが載っている まあロータスとかは載って・・・・ 載ってたっ! 目にもまぶしいノーフォークイエローのエスプリV8とエセックスレーシングカラーのジウジアーロターボが載ってた! そうそうたるラインナップの中に威風堂々と掲載されているエスプリV8とエセックスターボ うーむ・・・エスプリもドリームマシーンの仲間か・・・よっしゃよっしゃ ここで出会ったのも何かの縁 1冊買って帰るかな・・・と思ってプライスタグを見ると 「300UNIT」と書いてある ユニット? レジのところを見ると100UNIT=300YENと書いてあるので、この本は900円と言う事になるようだ うーむたった1ページのために900円かあ・・・どうしよっかな と思いながらパラパラとページをめくっていると なんとっ! ヴォクソール・ロータス/カールトンが載ってるじゃないのっ! エスプリが載ってるだけでもびっくりしたのに、オメガ/カールトンまで載っているとは! しかもこの本に掲載されているクルマで唯一の4ドア車だ ステアリングが赤のバックスキンになっているが おそらくロータスF1にインスパイアされたモディファイかと思われる もしかしたら当時こういうオプションがあったのかもしれない それにしてもまさか掲載の44台のドリームマシーンに我が家の2台が選ばれるとは・・・ヒデアキ感激ッ! 迷わず購入決定 早速レジに行くと、店員さんはもちろん外国の方で、英語でのやり取り・・・ちょっとした海外気分である 我が子もブルドーザーの洋書絵本を買ってご満悦 ちなみにこの船に入るだけなら入場無料なので、ちょっとしたお出かけにおすすめなのだが もう船の老朽化で福岡に寄港するのは今回が最初で最後と言うのは寂しい限りである お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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