2008/08/13(水)00:54
ルーフライナーの張替え
久しぶりにロータス・オメガ/カールトンでお出かけした
久しぶりに乗ると、毎回のことだがそのパワーに惚れ惚れする
ついついガソリン価格などお構いなしにアクセルに力が入るから恐ろしい
それにしても暑い・・・クーラーの効きもイマイチだ
と、急に頭上からバサッと何かが落ちてきた!
いやすぐ頭上には屋根があるはずなので、何も落ちてくるはずはない!
これは何かの間違いだーっ!
と無理やり涼しくなろうと思ったものの、心霊的なものではないようで・・・
ルーフトリムの布が剥がれてベローんと落ちてきたのだ!
それはそれでコワイ
以前から部分的に浮いて来てはいたものの、折からの猛暑でついに全体的に剥がれてきたようだ
暖簾(のれん)のようにあちこち垂れ下がってたよ・・・トホホ
ただ垂れ下がってきただけならうっとおしいだけで済むが、表皮の内側についている接着剤を含んだスポンジが、ボロボロと剥がれ落ちて粉上になって降ってくるので、べたべたして気持ちが悪い
こういうのって輸入車には比較的良く見られる症状らしいが、屋根に貼ってある布の下には弾力と厚みを持たせるためにスポンジが4~5mm挟んである
それが経年劣化とともにスポンジがボロボロになって、結果的にルーフが剥がれてくるようだ
さてどうしたもんか・・・
もちろんクルマの内装業者さんに頼めば即解決だが
その間クルマを預けなければいけないし
コストもネットで調べた結果、純正だと22万前後、汎用品だと7万前後といったことろ・・・
サンルーフ付の場合さらに増額になるようだ
うーむ・・・
いっちょ自分でやってみるか・・・
まずはルーフライナーを外す
サンバイザーやピラー部のカバー・ウエザーストリップなど屋根についている全ての外せるものを片っ端から外す
するとルーフライナーが外せるようになるので、知恵の輪的に工夫しながら車外に出す
これからが本番
表皮の布をはぐと、スポンジがべっとりとルーフライナーに残っているので、ブラシやスクレーパーを使って根気良くはがしていく
屋根の形状に合わせてルーフライナーも凹凸があるので、こまかい隙間まで綺麗にスポンジを取り除くのは大変だ
しかしココで手を抜くと仕上がりに影響しそうだし、なによりまたすぐ剥がれて来ないとも限らない
なんとか全部剥がれたルーフライナー
サンルーフ部にも同じ生地のカバーがあるので、同様に剥がす
これで全体の作業の8割は終わりだ
あとは、純正のルーフトリムの布を純正指定の接着剤で貼れば完成だが
現在では当時の純正とまったく同じ接着剤は販売されておらず
純正と同じ性能でホルムアルデヒドフリーのタイプしかないそうなので迷わずそっちにする・・・
逆に言うと少し前までのクルマの接着剤とかって、ホルムアルデヒドがバリバリ出てたんだろうなあ・・・と思うと怖い
この接着剤は1液性なので、刷毛でルーフライナーに直接塗りこんでいく
下地のFRPが結構目が粗いので、接着剤を吸い込んでしまう
速乾性なので、塗ったそばから少しずつ貼っていき、全部貼ったら裁断して終わり
サンルーフ部も同様に貼って完成!
組み上げが終わって天井を見上げてみる
おお~素晴らしい!
これで少々暑い中を走ってもビクともしないだろうと、炎天下走って見みるもちろんこれくらいではビクともしない
いやあ~気持ちいいし値段も安く済んだし万々歳だなあ~と、油断していると
渋滞にはまってしまった
少し走っては止まりまた少しだけ走っては止まりを繰り返していると
なにやら水温計がジリジリと上がっていくのが目に入った
メーター上の100度を越えたあたりでエアコンは作動が止まる
すると車内はあっという間に蒸し風呂状態だ
その後も針はどんどん上昇を続ける
レッドゾーンは120度からだが、そこまでは行かずに110度位で安定しているが・・・
このまま状態が続けば120度に到達するのでは・・・と思った頃に、少しクルマの流れがよくなって水温が下がってき
たとりあえず自宅に緊急帰還して様子を見ると、電動ファンが作動していないようだ
このロータス・オメガ/カールトンには、クランクと同軸の大きなファンがひとつと
電動ファンがひとつあるので、通常は電動ファンの出番は無いのだろうが
エアコン作動時くらいは働いてもらわないと困る
リレーや電源は確認したが回復せず・・・
また新たな問題が発生してしまった・・・
でも、これぐらいならそうたいしたことはないので、次回の車検の時にでも対策してもらうことにした
一難さってまた一難・・・ロータスにとって夏というのは受難の季節だなあ