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映画ソムリエが解説する数々の映像作品: Audio-visual sommelier

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2005.11.04
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カテゴリ:ラジオ
今回は映像コンテンツではありませんが、聞くだけで映像が思い浮かぶような作品として、1つ紹介させていただきます。



かつて、「夜の停車駅」という深夜番組があったのをご存知ですか。

NHK FMが、1980年代前半頃、土曜深夜の1時間番組として放送していた番組です。

夜の停車駅

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「お忘れですか、あなたがここに立ち寄った時のことを…」

ロシアの大作曲家、セルゲイ・ラフマニノフが作曲した歌曲「ヴォカリーズ」。
この番組のオープニング、エンディングに、ソプラノ歌手アンナ・モッフォが歌うこの曲が採用されていました。
今でもこの「ヴォカリーズ」を聴くとこの番組を思い出す、というヒトがいます。
私もその一人です。

ヴォカリーズ

「白い蒸気を残して列車が去ってしまうと、そのあとには誰もいないプラットホーム…」

ナレーションを担当していたのは、俳優・江守徹さん。
文学座俳優として名高い同氏でありますが、昔から特徴的なナレーションでも有名です。


「古風な時計がいつもと違う時を刻んでいます…」

毎回の放送にそれぞれ古典的テーマがあって、深夜に相応しい哀愁ただようクラシック音楽が合間を奏でます。


「そう、確かにここに降り立った記憶があるはずです、しっとりとした闇にくるまれた夜の停車駅に…」

夜汽車

番組の構成は、厳かなクラシック音楽中心ですが、時折入る江守氏のナレーションが、深夜の趣を深いものにします。

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番組の後半は、江守氏による詩の朗読。
テーマは、哲学、宗教、神話、御伽噺など、深夜に相応しいものばかりです。
クラシック音楽が控えめに流れつつ、やはりエンディングは「ヴォカリーズ」で終わります。

江守氏が最後に語る一言、「人生とは、なんだろう…」。

印象的です。。

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当時の放送をテープに録音していたヒトがいますが、これはまさにお宝でしょう。
私も当時録音したようなしなかったような記憶が。。
未だに見つかりません。

詳しいヒトの話によれば、この「夜の停車駅」第一回放送のテーマは「12のコルシカの歌」だったとか。
アンリ・トマジ作曲の同名歌曲を中心とした番組構成だったそうです。
ちなみに、フォーレ作曲「パヴァーヌ」も同時に取り上げられたようです。

いやあ、私は最初から聴いていなかったのですが、第一回から本当に荘厳な番組だったのですね。

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余談ですが、あの韓流ブームの元祖「冬のソナタ」第18話にも「ヴォカリーズ」が採用されています。
あの話には本当ピッタリの曲です。

冬のソナタ

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NHKには、是非とも「夜の停車駅」オムニバスアルバムを発売してほしいものです。






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最終更新日  2006.03.03 22:52:24
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