男のロマン

　　　画像は新発田市の「龍園」の「五目そば（７３０円）」。細い縮れ麺に鶏がらで作られたであろうあっさりスープ、その中に豚肉、ハクサイ、ニンジン、ピーマン、タケノコの水煮などをさっと炒めたものが載っている。

　　　丼から湯気がもうもうとあがり、なかなかカメラに写せない。周りを見ると、食べている人の器からも多めの湯気、スープには油など入っていないようだが、こんな湯気、どうしてだろう。

　　　思い切って、丼に息を吐き出し、その瞬間にシッターを押す。何度か挑戦、店の人、不思議な顔でこちらを見る。





　　　このスープが美味しい。ここ龍園の主人、同じ新発田の老舗の天龍軒で修行したと聞いているが、味は天龍軒と同じあっさりスープ。そこに野菜を炒めたときに出てくる野菜の甘いスープ、それが混ざって味の深い、絶妙なスープになっている。ゆで卵半分がアクセントか。





　　　あまりにも美味しいスープ、全部飲み干してしまった。ラーメンのスープは残すべき、というのが常識みたいだが、せっかく作ってくれた美味しいスープ、全部飲み干しました。

　　　先日テレビで知ったが、パリのラーメン店、そこに訪れるパリジエンヌ、みんなラーメンのスープを飲み干すという。あの金髪のパリ娘がですよ。パリではラーメンはスープの一種と思われているらしい。

　　　スープなら、日本では味噌汁を残す人なぞいない。味噌汁だと思って、どうどうとスープを飲み干そう。味噌ラーメンならラーメンの入った味噌汁だと思えばいい。



　　　龍園の店は陸上自衛隊新発田駐屯地のすぐ横、町の中心部から行くと天龍軒の２００メーターくらい先だ。店の中は１５人くらいで満員になるような小さな店、でも新発田市では地元の住民に絶大な人気のある店という。





　　　道路を挟んで新しい店が完成したよう。今回入った店の中に、３月１５日オープンとか書いてあったので本日から新しい店で営業をしていることだろう。