カテゴリ:旅のレポート
夕食をとった白浜のお店は、
テーブルごとにすだれで仕切ってあって 個室風の造りになっている。 すだれを全部取り外すと、30人くらいの宴会もできそうな大きさ。 その夜、すだれで区切られた私たちのテーブルの隣では 父・母・3~4歳の男の子、という3人親子が食事していた。 っていうか、その時間の客はこの2組のみ。 話の流れや男の子が父・母それぞれに対して放つ雰囲気から、 たぶん母と男の子が実の親子で、 父は母の再婚相手というステップファミリーかと思われた。 男の子が時々、通路でミニカーを走らせたり(実はけっこううるさかった) 大きめの声で叫んだりしていたため、 父は「こらっ、タイキ!静かにせぇ!」 「家でも白浜でも、ちゃんとご飯はたべないかん!」 ・・・などと他人の私からしてもかなり適切な注意を飛ばしていた。 母も「ご飯あとこんだけ食べな、アイスはなしよ!」 「ちゃんと座って食べて」 ・・・と、ごく普通に応じていたのだが…。 うろうろとテーブル周りを立ち歩いて 食べるのに集中しないタイキ君に (まあたぶんはしゃいでて食べるどころじゃなかったんだろう) 父が「タイキ、ええかげんにせぇよ!」 と、またも的確なお叱りを飛ばしたとたん、 「なんでそんな大きな声で叱るんよ! そんなに怒ることないでしょ!! ちゃんと言って聞かせればわかるのに ![]() ・・・と母は父よりも明らかに大きな声で、 しかもヒステリックに叫んでシクシクと泣き出した。 (っていうか、この時点ですでに、隣の私たちにしてみれば十分迷惑…) ここまでの経過から、こんな理不尽な母に対して 理路整然と(?)的確な言葉かけで事態収拾を図るかと思いきや、 父・・・無言。 (私…「がーん…そこは無言になっちゃうんだ…」) ここから先は、もう普通の声量でしゃべるわけにもいかなくなり 私とダンナも無言orひそひそ声。 父は「大きな声出したことは悪かったけどやなぁ。でも、あの…」 と歯切れの悪い感じで言い訳じみたことを繰り返している。 それに対して、母はまたも涙まじりのヒステリックボイスで応答。 あとはもう、グダグダである。 もう少しまったりしてから出ようかとも思ってたけど、 ゆったりとすごせるような空間ではなくなってしまった。 さっさと会計を済ませて帰ろうかとしたら、 まるで助け舟を見つけたかのように、 父「こっちも勘定たのむわ」(←明らかにホッとしてる) そして、なぜか店員さん、私たちより先にそちらの会計を済ませてしまい、 3人家族は私たちより一足先に店を出た。 いきなり叫びだす母もどうかとは思うし、 それに対して一貫しない対応をする父にもどうかとは思ったけど、 そのことで 店の中でミニカーをガーガー走らせたり 動き回って騒ぐ子どもへのしつけが中途半端に終わってしまった ことが残念。 きちんと言い聞かせてお手本を見せてあげればわかる、 かしこそうな子だったし、そうするべき機会だったのに。 残った私たちと、店員さんが交わした会話。 「大丈夫ですかねぇ」 「ねぇ…。すいません…ご迷惑かけまして ![]() こんなバトルをうっかり見ていたせいで、 23時まで営業だけど入場は22:30まで、の 白良湯にはタッチの差で間に合わなかった ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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