一日一回誰かを笑顔にする会

2007/03/03(土)16:34

認知症の早期診断

神経内科のお話(2)

埼玉医科大学核医学診療科教授の松田博史先生の講演会に行ってきました。 松田博史教授は、今、全国に普及しつつある画像を用いた認知症早期診断支援システムVSRADなどの開発者で、この分野の第一人者の先生です。 3月8日放送のNHK「きょうの健康」でもお話される予定ですので、ご興味をお持ちの方は、どうぞご覧くださいませ。 実は、私、松田先生が国立精神・神経センターにおられたとき、研究生として指導していただいていたことがあるので、よく存じ上げているのですが、画像解析の開発を本当に自由自在にされていて、昨日の講演を伺いながらも、松田先生はやっぱり天才だー!と思ってしまいました。この分野では、日本人の優秀な研究者が何人もいて、アメリカで活躍されている蓑島先生もすばらしいのですが、松田先生も、日本の誇る大スターだと思います。(身内の感覚なので、あまり冷静な判断ではないかもしれませんが・・・多分、間違いないはず) それに、とっても素敵な先生なんです。私は、大ファンなので、昨日は、久しぶりにお目にかかれて最高にハッピーでした。 ということで、認知症は画像診断で、早期にかなり正確に診断できるようになってきていますので、周りの方で疑いのある方がおられたら、神経内科にご相談下さいませ。 神経内科医の実感としては、一般の方が、お年寄りを「ちょっとぼけてきたんじゃないの?」と病院に連れてこられたときというのは、たいていの場合かなり進行した状態のことが多いので、ぜひ大したことないと思うような段階で、受診していただくことをお勧めいたします。

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