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カテゴリ:活字中毒の評論家サンタ
私は、活字無しでは生きていけないのではないか、というほど、本が好きです。
トイレの中や電車を待つ間はもちろんのこと、エレベーターやエスカレーターに乗る間、赤信号や踏切で待つ間のほんの数十秒でも本を広げてしまう。 そんな私の読書スタイルをご理解頂くべく、数年前に書いた乱読術に関するエッセイを以下に引用致します。 最近の僕のマイブームの一つに「読書」が有る。読書といっても、「乱読」であり、且つ図書館を最大限に利用しての「乱読」である。これは、是非皆さんにもお薦めしたい「技」なので、その内容及び手法を伝授したい。 先ず、「乱読」である以上、なんでもかんでも読む訳だけど、その基準は、「世間で話題に成っている(もしくは「成った」)もの」、「人が面白いといったもの」、「新聞の書評・広告等で興味を引いたもの」は全て読む。 ジャンル、中身の軽重、作者の好き嫌い等は問わずにとにかく、しかも何冊も並行してどんどん読む。そうすると、三島由紀夫とジェフリー・アーチャーと飯島愛を同時に読んだりすることにもなるがそれで良い。宗教論と経済の入門書とキャバクラの楽しみ方とモーニング娘。に関する裏話を同時に読むことも有り得るが、それが良い。 「人が面白いと言ったもの」に就いては、特に、自分が元々興味を持っていなかったジャンルや作家のものこそ、読んでみるべし。これによって僕は、時代小説、外国の翻訳もの、女流作家ものも好きになった。 また、自分の興味の有るジャンルは当然のこと、自分の弱いジャンルに就いての入門書なんかも読むと良い。苦手だった分野や興味のなかった分野が逆に得意分野になることもある。 僕は常に小さな手帳を持ち歩いており、電車の中で読んだ新聞、吊広告、本屋の店頭、飲み屋での雑談等、どこでも興味を持った書名が登場すれば、即メモを取り、後日図書館に注文する。 あなたの家若しくは職場の近所にも図書館が有るのなら是非そうして欲しい。 図書館があなたの希望する本を取り寄せたり、購入してくれるのであれば、先ずお金が掛からない。乱読のたびに全ての本を買っていると、いくらお金が有っても足りないし、「お金を払うに値しない」と思うような本にこそ、意外と読むべき本が有ったりもする。 また、片っ端から図書館に注文すると、必ずしも自分の希望した順番に入手出来るとは限らない。それを敢えて入手した順番、返却期限の迫っているものから読む。そうすると、上で述べた様な「素晴らしきミスマッチ」が生じる。更に、返却期限があればこそ、「積ん読」にもならずに苦手な分野の本もどんどん読み進むことが出来る。 あと、好きに成った作家のものは片っ端から読むのも良い。 僕の例を挙げると、高杉良、鈴木光司、石原慎太郎、大前研一、田原総一朗、落合信彦、沢木耕太郎、中谷彰宏、中島らも、宮部みゆき、篠田節子、桐野夏生、山崎豊子、ジェフリー・アーチャー、ダニエル・キース、スティーブン・キング、トム・クランシーなんかは結構好きだし、最近では、村上龍、松岡圭祐、田口ランディ、白石一文なんかがお気に入りである。 ここ1~2年で読んだもので、特にお薦めしたいものをいくつか挙げると、村上龍「希望の国のエクソダス」、白石一文「一瞬の光」、首藤瓜於「脳男」、宮部みゆき「理由」、桐野夏生「柔らかな頬」、米本和弘「教祖逮捕」、武者小路実篤「友情」、細野真宏「経済のニュースが面白いほど分かる本」、佐藤雅彦・竹中平蔵「経済ってそういうことだったのか会議」、田口ランディ「コンセント」、山本信幸「キャバクラの経済学」、船橋洋一「あえて英語公用語論」、金城一紀「GO」、池永永一「レキオス」、トマス・ハリス「ハンニバル」、ロバート・ホワイティング「東京アンダーワールド」、トム・クランシー「日米開戦」、トリイ・L・ヘイデン「シーラという子」、松岡圭祐の催眠・千里眼シリーズ、ってところかな? ま、ここに挙げさせてもらったものを読んでみるだけでも、あなたの感性はぐちゃぐちゃに成り、乱読の虜になること、先ず間違い無しです!? こうやって、改めて読み返してみると、最近の僕の趣味ともだいぶ違っていることが分かって、おもしろいもんです。 今後は、最近読んだ中から、色んな本の紹介もさせて頂きますね! サンタからの贈り物 現在「語学と心のかけ込み寺」は何位かな?BESTブログランキングのマークをクリックして頂ければ幸甚です。ご協力お願い致します! ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/08/23 07:25:00 AM
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