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テーマ:お勧めの本(7263)
カテゴリ:活字中毒の評論家サンタ
私が読んで衝撃を受けた本の一つに『31歳ガン漂流』というのがあります。
これは、音楽、映像、パソコンなどのジャンルのライター奥山貴宏さんが、31歳という若さで肺がんと診断され、入退院を繰り返しながら、ご自分の闘病生活を記されたものです。 本来暗くなり勝ちの「闘病もの」にあって、豊富な知識とクールな切り口の文体で、悲惨さを感じさせぬまま、読者をグイグイ引き込んでいきます。 その本を読んでだいぶたったある日、私が所属する異業種勉強・交流会のメンバーと飲んでいるときに、ふとそのメンバーの友人の話になりました。 「友人のライターがガン闘病の様子を欠いた本があるので是非、読んで!」 「それって、もしかして奥山さんって人?その本、読んだよ。」 「そう。その奥山さん、この会のメンバーでもあったんだけど、先日亡くなったよ。。。」 奥山さんが、その会のメンバーであったことも驚きでしたが、何よりも、亡くなっていたとは。。。 奥山さんは、上述の本の後にも、『32歳ガン漂流 Evolution』、『ヴァニシング・ポイント』を出版されましたが、結局『ヴァニシング・ポイント』出版の4日後に亡くなり、それが遺作となってしまいました。 その奥山さんのTV特集が、明日7月23日(土)放映されることになりました。 NHK教育テレビ ETV特集「オレを覚えていてほしい」 7月23日(土)22:00~23:30 ☆奥山貴宏HP 私、個人的には、面識はないのですが、是非とも上記の番組及び著作をご覧になってください! ご購入は、こちらから! サンタからの贈り物 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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