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カテゴリ:先生はサンタさん!
今日は晴天のもと、無事に体育祭を行なうことができました。
私が担任をする中学2年生の一番の見せ場は、彼らが最高学年として中心になって行なう「マスゲーム」です。 女子の棍棒体操、男子の旗体操。その後は徒手も含めた男女の融合。 その中でも最後の見せ場に、男子はピラミッドを作るのですが、その中心には5段のピラミッドが見事に完成されました。 ところが、その5段ピラミッドに参加した男子11人が、退場のタイミングより少し早く、前方に走り出してしまったのです! そして、正面のスタンドと放送本部席に向かって、横一列に整列し、そろってお辞儀をしたのです。 それがシナリオ通りだと思っているお客さんは拍手喝采。 後ろで見ていた大学生などは、感動の余り大泣きしていました。 ところが、実は、ピラミッドの11人が体育科の先生達にも一切内緒で、最後のアレンジを変えていたことが発覚し、頑張ったことは大いに褒められましたが、 皆で作り上げる筈のマスゲームにおいて、 あれは、何か違うんではないか と、担当の先生からお叱りを受けていました。 もしあなたが担当の教師だとしたら、この事態をどう思いますか? 教師の私が言うのも何ですが、これこそが最高の形であったような気がします。 つまり、先生方に言われた通りのことをこなすのも、勿論大事ですが、それを自分達の考えを持って変更しようとする発想。 勿論、5段ピラミッド以外の男子には、間違って後について退場してこないように根回しをする周到さ。 そして、それを本番まで全教員に隠し通した団結力は、大したものです。 しかしながら、それが、全員で作り上げる筈のマスゲームを台無しにし得るものであることも確かです。 それは、団体生活を営む上で非常に大切なルールなのですが、もしも先生方の言う通りにやっていれば、その「学び」も無かったことでしょう。 ですから、型を破ってやってみて、叱られて初めて分かるものは、非常に大きかったのではないでしょうか? 現在「語学と心のかけ込み寺」は何位かな?BESTブログランキングのマークをクリックして頂ければ幸甚です。ご協力お願い致します! ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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