「レジェンド・オブ・フォール」~果てしなき想い 【追記】
先日「トロイ」を借りて観た。結構扱き下ろされていたので、期待せずに観たらとても面白かった。もう映画を見る人達は目が肥えて、よっぽどでなければ評価しなくなってしまったのかなぁ…。それとも私が甘いのか。一大スペクタクル映画で感動作でもあり、見ごたえ充分でした。…プラピやオーランドと言った男優を観るのも目的の一つ。(誰?それだけでしょうというのは?)オーランドはちょっと情けなかったかな。彼は役を選んだ方がいいかも。でないと、ああいうイメージで定着してしまう。--------------------------------------------------ブラピは正直人気の割にピンと来ない男優の一人でした。ジーンズのCMのイメージしかなく、どこかイカレた金髪外人って感じで、何の親しみも憧れもありませんでした。でも、食わず嫌いはいけないと思い(?)「トロイ」を観た結果、人気の理由が解かりました。姿が美しい。脚が長く、馬に乗せたらメチャクチャかっこいい。それに、演技もストレートで、とても好感が持てました。これに気をよくして、ブラピ作品を物色。そして「レジェンド・オブ・フォール」を選択。これは大当たりです!素晴らしい作品でした。もう、モンタナの雄大な景色と、3人兄弟の様子を観ているだけで、胸がいっぱいになります。なぜか故郷に帰ったような気がするのはなぜでしょう?そ、そして、ブラピ演ずるトリスタンの子役は、あのリバー・フェニックスではないですか?う、美しい…。繊細だ。壊れそうだ。そして、その澄み切ったブルーの目に力がある。ほんのわずかな出演時間だけれど、例えようのない存在感。…私は、スタンド・バイ・ミーしか観たことないけれど、このリバーを観て、改めてハリウッドが宝物を失ったことを再確認しました。前半はとにかく素晴らしい。そして中盤から残酷な展開になります。胸が痛い。1人の女性をめぐって不幸が次々と襲いかかります。長男は、子供の頃から分別があり、けっして羽目をはずさず、次男のトリスタンは、放蕩息子で、メチャクチャな言動。それでも、周りはトリスタンを愛します。こういうことはよくありますね。長男にとっては本当に哀しくやり切れない思いになるでしょう。でも、ルールというのは神や社会が決めたもの。本当の進むべき道が、ルールから外れていることだってある。心の正しき声を聞くことこそ、価値のあることではないかとこの映画は訴えているような気がします。--------------------------------------------------ブラピにしてもレオナルド・ディカプリオにしても、アイドルであったがゆえに過小評価されているんでしょうね。ブレイクすることは、アーティストにとって喜びであるとともに、その堅実な歩みに影を落としてしまうこともあります。…ある人気バンドのコンサートから帰ってきて、そんなことを思いました。-----------------------------------------あとで解かった話ですが、何と、この「レジェンド・オブ・フォール」のトリスタン役は最初ジョニー・デップにオファーがあったそうです。不思議な縁を感じずにはいられません。彼はなぜ断ったのでしょう?彼の遠い祖先であるインディアンに深い関わりのあるお話だし、自由奔放な、正統派ではない人格だし、ジョニーの嫌う役ではないような気がします。ただ、自分より適役がいる、と思ったのでしょうか。それがブラピだったのかもしれませんね。脳内変換しても、やっぱりトリスタンはブラピの方が適役かも。メーカー希望価格 4,179円 (税込) い~でじ!!価格1,590円 (税込 1,669 円) 送料別 レジェンド・オブ・フォール<2枚目タダ男アカデミー>(期間限定)