かっぱ?
2日に親子面談も含む高校受験本番の我が家。仕事のなかった今日はばさばさの髪を切りに行った。「いらっしゃいませ」「カットお願いします」「どうしますか」「あのー、全体の長さはあまり変えないで軽くしてくださいー。」大きな鏡の前に座っていると顔がばっちり。うーん、目の下のくすみと口角周囲の下垂が気になる。その昔、バリバリの童顔だった私。いつになっても「お母さんはいる?」と、訪問販売のおばさんに言われ、「子どもが子ども生んだみたいね」と、社宅の奥さんたちに言われた。年はとってたけど、子どもっぽい印象だったみたいだ。いくつに見られていたのやら。いつからだろう。歴年齢と顔の印象が一致してきた。それと共に母の会やPTAではどんどんお局様になってしまった。年をとったのね。頭で理解しようとしてもなかなか心にすとんと落ちない。心の声が言っている。『やだあーーーー、おばさんになりたくないぞおーーーー』おばさんになるといいこともたくさんあるんだけど(最強の開き直り)見た目は美しくありたいものだ。「あのね、この横のこのラインは髪で隠したいの。後ろの毛は短くすると上にはねるから長めに。このはねとか、ばさばさはどうしたらいいのかな」「ドライヤーをかける前に髪の保湿剤をちょっとぬって下さい」「静電気はどうすればいいの」「乾燥してますから。乾燥するとはねるんですよね」「パーマかけたらもう少し落ち着く?」「うーん・・・、これだけストレート感のつよい髪質だと・・・・」「そうなの、かかりにくくて弱いと取れちゃう。強めにするといきなりおばさんパーマになるし」「やはり、パーマじゃない方が」「だったら、カットの技術だけで若返る技はないの」「・・・・・・・・・・・・・」重い沈黙。こら、美容師は口先も大事だぞ。そういってる間に髪は、カットが終わり、あまり代わり映えのしない形に収まった。「ここもう少し切れないの?」「でも全体のバランスが崩れるし」「そう」鏡を持って反転。「あー、最近このつむじの周りがいや。」「髪が細くなったり、乾燥するとですねえ」何の解決もないまま、仕方ないので店を出る。髪を切った像、旦那さんに写メを送る。「なんだ、このかっぱは」どういう感想なんだよ、もう少し気を使え。それにしてもヘアケアしなくちゃいけないみたいだな。