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カテゴリ:旧車関連
クジラボーイ神山です。
だいぶブログを放置してしまいました。 なぜなら、締め切り前でのっぴきならない状況だったためです。 本日ひとまず校正も終わり、 ようやくそうしたのっぴきシチュエーションを脱しました。 本日はクジ通です。 しかしシートがありません。 なぜなら、会社に来てから取り外したからです。 おクジラ様のシートレールはこんな感じです。 かなりスリムですね。 シートを取り外したわけは、 おクジラ様のシートの立て付けの悪さに我慢が限界を超えたからです。 人類最高傑作と名高いおクジラ様とはいえ、 やはり人間が造ったものですから完璧ではありません。 おクジラ様のシート固定法は不思議な方式を採っております。 横開きのシート開閉に使うヒンジは、 シートベースに固定されるラバークッションに開いた穴を、 フレームから出る棒に刺しただけ。 写真でもシートレール左側にL字形状の棒があるのが見えます。 ヒンジは上記パーツリストの「12」と「13」の部品です。 拡大すると、部品に穴が開いているのが分かりますね。 これがフレームから生える棒に刺さっているだけなのです。 新車時はまだ何とかなっても、 ラバーが劣化してくると明らかにシートの固定が甘くなってくる上、 素材がそもそも「ラバー」ですので、必ずブッちぎれてしまうのです。 こうなると最悪です。 乗りながらシートが動いているのが分かるくらいですから。 しかし交換部品もないので、ヒンジとなるラバークッションを修理します。 ホームセンターで調達した、 内径8ミリのカラーを2液エポキシ接着剤で固定します。 しかしこれだけでは強度不足です。 編集部に在庫していたアルミ板を切って曲げ、カラー固定の補強とします。 これだけ接着面積が広くなれば、エポキシ接着剤でもガッチリ付きます。 外観ではあまり目立たない部品ですが、 一応純正に近づけるためラバーシートを巻き付けます。 なんだか海苔巻きに見えてきました。 最終的に「シューグー」のような液体ゴムで覆うことを考えたものの、 手元になかったのでマジックで黒くしてゴマかしました。 まあいいや。 ついでに、前側ラバークッション(修理した側ではない)のカサ上げもしておきます。 5ミリ厚のアルミカラーを挟んだだけで、特別なことはしていません。 ラバーのヘタリを補う意味と、 前後クッションがきっちりシートレールに接するように調整する意味があります。 これでシートがガッチリ車体に付き、 ライディング時の一体感が得られるようになりました。 あなたのおクジラ様のシートはどうですか? 以上。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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