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カテゴリ:日常
待望のWBマガジン
寄生虫ファン 第2号をお届けいたします。 今回の特集はおなじみ「サナダムシ」です。 ![]() 実物を用意することは難しいので、 都心のセレクトショップで購入した立体サナダTシャツで代用します。 種別:条虫科や裂頭条虫科 サナダムシは俗称であり、1種類ではありません。 一般的に知られているのは日本海裂頭条虫でしょうか。 サナダムシは成長すると10mくらいになるものもあります。 かつては寸白(すばく)と呼ばれていたそうです。 サナダムシの生活サイクルとしては、 人糞に混じった卵が川や海に流れ、 それをミジンコのようなプランクトンが食べます。 さらにプランクトンを食べたサケやマス科の魚の体内で成長し、 2センチくらいの感染幼虫(プレロセルコイド)になります。 そして終宿主(しゅうしゅくしゅ)であるヒトが魚を食べることで、 初めて産卵可能な成体へと成長することができます。 サナダムシは雌雄同体であり、 産卵のペースは1日あたり200万個とすさまじいようです。 しかしながら昨今の日本の衛生環境の改善で、 報告されるサナダムシの数が激減しているとか。 そりゃ、これだけ下水道が整備されればさもありなん、ですね。 一説には日本産のものはほぼ絶滅状態だということです。 気持ち悪い寄生虫がいなくなって喜ぶ人もいるかもしれません。 しかしそういう人も、 見た目がかわいい動物が絶滅しそうだとかわいそうと思うんですね。 こうしたところに生物保護のいびつさが出てくるわけです。 ![]() ちなみに、サナダムシが体内にいても 若干栄養をとられるくらいでこれといった害はないそうです。 サナダムシダイエットや、花粉症治療に使うという話もります。 興味ある人は自己責任で試してみてください。 では! 寄生虫ファン編集長/真田虫 幸村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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