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カテゴリ:日常
こんにちは。
WEBマガジン「寄生虫FAN」 第3号をお届けいたします。 今号のテーマは…… 恐怖! 全身虫だらけ! 寄生されたが最後、致死率100%! 芽殖孤虫 種別:条虫網擬葉目裂頭条虫科 芽殖孤虫(がしょくこちゅう)に、 人間が寄生されると確実に死に至ります。 数ミリ〜1センチ程度のシワのある姿(イモムシ状?)をし、 成虫はいまだ分かっておりません。 脳、皮膚下、臓器と人体のあらゆる部分に巣くい、 細菌感染や皮膚の象皮病様、 内臓への侵入では出血を伴い、肺では喀血、 脳に侵入すると言語障害、運動障害などを引き起こします。 最後はまさに全身虫だらけになって死に至ります。 芽殖孤虫。 芽殖=その体から芽のように分裂して殖えていく 孤虫=成虫が分かっていない、つまり親がいない こんな意味だそうです。 世界十数例の報告のうち、 我が国では半分を占める症例があるそうですが、 初めての報告は1920年ごろの熊本県でのことだそうです。 若い女性があるとき突然体調不良になり、 内股に発生した腫れを切開すると大量の膿が…… いつしか皮膚をひっかくだけで、 膿や血とともに数十匹の虫が流れ出すようになったとか…… 実は芽殖孤虫の本来の宿主は人間ではありません。 (最終宿主は現在も判明していません) それゆえ、何らかの不幸があって人間に入り込んでしまった場合、 芽植孤虫自身もどうしてよいか分からなくなり、 自らの体を分裂させて無尽蔵に殖えていってしまうと言われます。 このように、 体内を成虫になれない幼虫が動き回ることで起こる症状を 幼虫移行症というそうです。 後年に報告があった一例では、 井戸水に入っていたミジンコから体内に入った可能性が指摘されています。 皆さんも生水にはご注意を……。 寄生虫FAN編集長:真田虫 幸村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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