One's家族の犬日記

皆様たくさんの暖かい応援ありがとうございました。

昨日ロンが8匹の赤ちゃんを産みました。

ロンも無事です。
今回は10時間程度でいつもより早くお産が終わりました。

でも今回は体温が下がったのを見落としていて昨日の内に陣痛が始まりびっくりしました。

慌てて病院に電話して何かあったら対応して頂けるようにお願いしました。

いつも陣痛がやや弱いロンちゃん
1匹生まれるまでに時間がかかります。

そして生まれ出てきて羊膜を破り、へその緒を結んで切り、体を振ってマッサージして最初の一息をしてくれるまでが物凄く緊張します。

一匹目は出てきてすぐ動いていたのでへその緒以外はロンに任せました。

二匹目は私が蘇生させてからロンに渡しました。
一生懸命舐めて綺麗にしてくれ徐々に母性が深いものになっているようです。

三匹目の子は途中で出てこれなくなりました。
体の大きな子で肩が子宮口に詰まったのです。

ロンが震えて痛みを私に伝えます。

ロンと息を合わせてかろうじて出ている赤ちゃんの足を掴んでまわしながら引っ張ります。

出て来ない

どうしよう、どうしよう、間に合わない、このままでは死んでしまう！

「ギャア」と言うロンの声と共に出て来てくれました。

必死に蘇生を行い呼吸を1回したのを確かに確認しました。

でも

動かない

主人と交代しながらずっとずっとマッサージして蘇生をしました。

体は温かいし血色もいい！

また1回呼吸した！

お願い！

頼む！

間に合って！

生きてくれ！

頑張って！


1時間マッサージした頃子犬の足の血色が悪くなり冷たくなっていました。

間に合いませんでした。

二匹目の子が生まれて2時間半後三匹目の子が生まれましたが亡くなってしまいました。

お産の途中でも母犬は状況を理解しているのか心配そうな悲しそうな顔をしてこちらを見ています。
ごめんね。

その後時間はかかった物の4匹目無事生まれてくれました。

5匹目初の女の子ぷりぷり元気で体を拭くと「キャー」と大声を上げて怒るとても元気な子。

そろそろロンのスタミナが心配です。

陣痛が無い時ウトウト居眠りし始めました。

下痢が激しくなるから胎盤は3個までしか食べさせませんが背に腹は変えられません。
ロンに胎盤を食べさせます。

陣痛も促され6匹目真っ赤にペンキを塗ったような状態で生まれ出てきた男の子。

触ると他の子達と違い骨が感じられるほど細く小さい。

それにしても何で血まみれ？

どこかに傷でも？？

タオルでふき取り見てみると

へその緒が短く引きちぎれた状態で生まれて来てへその尾から大量出血！

慌てて出血を止め体をマッサージ。

息が弱く血色も悪い

小さな箱に温室を作りその中で体温を維持しようとしました。

ブドウ糖を少しずつ飲ませて

やばいな、やばいな、と言う思いを知人ブリーダーから聞いた事がある奇跡の生還話を信じる事で打ち消しながらロンの助産と赤ちゃんの介抱を続けました。

7匹目小さいながらも元気な女の子！
出してくれー！と羊膜の中で暴れ回っていました。

8匹目最後の最後元気な男の子が生まれ処置してマッサージするとすぐ息をして「きゃー」と産声を上げてくれました。

ロンもへとへとながらいつもより短い時間でお産が終わったからか眠らないで子犬のお世話にかかりました。

一生懸命お乳にくっついています

カメラ小僧に迷惑そうなロンちゃん。
そりゃそうだよね

出て行った隙に・・・

ロン「だからやめてって・・・」
ごめんなさい

お産前食べてなかった分お乳を出す為にたくさん食べなくてはいけません。
お皿が空になったらすぐ作っても良いくらいいつでも食べれるようにしてあげます。
私の場合産後のご飯はＳＧＪプレミアムパピーフードをふやかしてミルクを混ぜて乳酸菌サプリメントを混ぜて食べさせます。

産後の母犬は片時も赤ちゃんの側を離れたくないのでほおっておいたら中には飲まず食わずになる子も居るので巣箱の中に水とご飯を入れてやりふやかす事で少しでも水分補給になるようにと思ってしています。




気になる6番目に生まれた僕は少しずつ少しづつ息が小さくなりそのまま目を覚ましませんでした。

8匹生まれて2匹が亡くなってしまいました。

心配そうに見つめるロンに諦めさせるのに側においてやり好きなように舐めさせました。

体温が下がっている事に気が付いてロンも諦めました。

亡くなった子に関して反省点はたくさんあります。

特に3番目の子に関しては助産したのが私ではなくてもっとベテランの人なら助けれたのかも
知れない・・と思ってしまいますがマイナスに考えてもこの子達にも良い事は一切無いので「なぜ」「どうして」をしっかり突き詰めて明日に繋げたいと思います。


でもこの2匹が亡くなったのはお産の事故、単純に私の力不足でありロンの遺伝子がどうとかアーロンの遺伝子がどうとか言う物ではありません。
生き残った6匹の赤ちゃんは元気いっぱいロンのお乳に吸い付いて離れません！
ロンが悪いのではなく私が悪いのです。

生かしてあげられなくてごめんね。
早く生まれ変われますように・・・

合掌


皆様

本当に暖かいご声援ありがとうございました。
皆様の声に支えられ母犬無事にお産を乗り越える事ができました。

この数日のブログを読んで頂いて犬のお産の難しさ「犬は安産」とは迷信である事、命がけの危険な事であると言う事、時には母犬が命を落とす事もあるという事、
感じて頂ければ・・・と思います。

そして御愛犬のお誕生日、一瞬で良いので御愛犬の産みのお母さんの事考えてあげて下さい。



ロンと子育て頑張ります！

ありがとうございました。


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