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カテゴリ:ブルドッグ
私の愛娘リュックちゃん
真っ白でお耳だけ水玉のブルドッグ。 レオ、ゴル、セシルのお母さん。 一年前の今日、夜10時頃、お腹に赤ちゃんを入れたまま2歳半足らずの彼女は息を引き取りました。 妊娠50日。 嘔吐が始まって3日。 地元で一番の獣医さんは「死ぬような事ではない、乗り越えて産むしかない」と言いました。 その言葉を信じなければならなかった無知な私がリュックの命を奪った。 今でもそう思っています。 大好きなリュック。 亡くして一年経っても彼女への想いや愛情は増すばかり。 もっといい写真があれば良かったのだけどリュックが一歳頃パソコンが壊れてデータが消えてしまったり。 ドッグホテルが忙しくてお客様ワンちゃんの写真ばかり撮っていたり。 レオ達が生まれてからはレオ達の写真ばかり。 もっともっと一緒にいられると思っていたから性格の良い彼女をいつもいつも後回し。 いつも待っててくれたリュック。 小さな頃前足が曲がって何とか直してやろうと治療の傍ら毎日お天気がいい日は庭でリュックを膝に抱えて足首をマッサージ。 甘噛み全盛期の彼女はずーっと私の手をかじっていた。 私も時々頭をかじってやった。 日向ぼっこしながらなので気が付いたらリュックは座ったままイビキをかいて寝ていて。 つられて私も寝てしまう事もあった。 リュックはべた耳、女の子なのに大きな体で子供の頃は足が長かった。 私にとっては天使だったけれど彼女を見て悪く言う人はとても沢山いた。 べた耳は私がちゃんとセットできなかったから。 でも甘え上手なリュックを可愛がってくれる人も沢山いました。 小さな頃は暴れん坊でトイレも失敗してばかりで物でも手でもかじってばかり。 私の迫真の演技の「痛いよ~」にも耳を貸さなかったのに 大人になったら「痛い」が大嫌いな優しい子になってしまった。 トイレも亡くなる日まで失敗しなかった。 人も犬も大好きなリュック。 ゴルが小さな頃、はしゃぐゴルの歯がこれ以上ない位綺麗に私の手首にヒットして 穴が開いて見る見る血が出て来て ゴルもドン引き 痛みを我慢しないタイプの私はうずくまって大きな声で「イタイイタイイタイイタイ」 ふと目を上げると 目の前にリュックが立っていた。 私がリュックに抱きついて「イタイイタイ」と泣き喚いて 泣き止むまでじっと側にいて抱きつかせてくれていたリュック。 まだ朝のトイレもしてなかったのに。 私の為に我慢をしてその後ゴルの側に行って ふてくされるゴルに何かささやいた。 それからやっと自分のトイレをした。 この一年リュックを想わなかった日はまりませんでした。 優しいリュック、頭のいいリュック、可愛いリュック、待ってばかりのリュック、私の言う事を良く聞くリュック、「痛い」が嫌いなリュック、「ぱっちんするよ!」も大嫌いなリュック、喉なでなでが大好きなリュック、お散歩も大好き、お散歩途中に会う畑のおじちゃんも大好き、食べるの好き、お父さん大好き、わがままを言わないリュック、私を支えてくれていたリュック、大好きなリュック。 リュックが私に体調の変化を何度も言いに来た。 何度も言いに来たのに。 わがままを言わない子だと知っていたのに。 私はわがままだと思って「言う事聞かんとぱっちんするよ」と言った。 何もわかってない私。 その頃リュックの目が釣りあがっていた。 亡くなる直前ものすごく可愛い笑顔を見せてくれたリュック。 私はそれを見て「写真に撮っときたいな」と思った。 笑顔を見て数分留守をして 帰ったら主人が叫んでいた。 あぁ・・リュックはずいぶん前からしんどかったんだ。 さっき見せてくれたすごく可愛い笑顔が本来のあの子の顔だったんだ。 何もわかってなかった私。 それから葬儀屋さんやいろんな人々が 「ありがとうと言ってあげて下さい。」と言った。 「ありがとう???」 何が? 沢山の幸せをありがとう?って事? ずっと我慢させて、待たせて、苦しめて、こんなに早く死なせてしまったあの子に「ありがとう?」 「ごめんなさい」しか浮かばなかった。 私は急いでいた。 もっといい環境でもっとこの子達に接する時間を作れるように。 もうリュックに我慢させなくても良い様に。 もっともっとこの子達を抱きしめてあげれるように。 急いで急いで無理をして無理をして。 リュックはいなくなった。 一年経ってやっとリュックが沢山の幸せをくれた事。 優しい心を教えてくれた事。 リュックがいたからブルドッグが大好きになれた事。 ブルドッグを大好きになって沢山の人に出会えた事。 レオ、ゴル、セシルがいてくれる事。 ノエル、ヴィッティー、アメリが幸せでいてくれる事。 まだまだ私のごめんなさいは続くけど 早く心から「ありがとう」が言えるようになりたい。 リュックの事を笑顔で話せるようになりたい。 今はそう思っています。 大好きなリュック。 今も時々お散歩コースやドッグランにあなたの姿が見えますよ。 子供達の中にもリュックを感じています。 ずっとずっと大好きなリュック。 ずっとずっと私の娘です。 One'sHeartのホームページ ポチッと応援、励みになります! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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