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カテゴリ:絵画.・アート
内田康夫さんのミステリ「幸福の手紙」の表紙で、神田日勝の絶筆「馬」を見た時の衝撃は忘れられない。絶筆であるから、日勝は全体を描くつもりで頭から書き出し、胴体の真ん中まで来たとき、病篤くなり、そこで中断されたということが実情であろうが、若くして逝ったこの画家の無念の気持ちを表してか、「馬」は、文字通り胴体が寸断された様が描かれているようで、なんとも衝撃的に見えたのだった。
この印象は、何の予備知識もなく日勝記念美術館のHPでこの絵を見たうちの亭主も、同じ感想をもらしていたから、かなり普遍的ではないかと思う。 これに衝撃を受けたわたしは、日勝の生涯を調べ、その夭折を知る。それ以来、何とか鹿追にあるこの記念美術館を訪れたいと願っていたが、今月末に北海道旅行をすることになり、旅程に組み込んでもらった。いまから、その日の来るのが待ち遠しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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