朝、雨の音で眼をさます。残念ながら雨。朝食の時間に、宿のお母さんから今日の観光船は欠航の旨の連絡があったと知らされる。泣き。
気を取り直して、今日のもう一つの目的である糠平のタウシュベツ川にかかるアーチ橋を見るため、糠平に向かう。途中あきらめの悪いわが連れ合いは、裏摩周湖を通るコースを主張。しかし、裏摩周についても、雨はやまず、連れ合い氏の摩周湖顕現度は、2勝4敗となってしまった。
糠平温泉に着き、今夜の宿糠平館温泉ホテルを確認し、国道を旭川方面へ走る。かなり走ったところで、道の際に小さく「タウシュベツ川橋梁」の看板があるのを発見し、未舗装の道路へ入る。昨日・今日と降った雨のため、ダート状態の道をガタゴトと4km進むとちょっとしたスペースがある。対面の木に紙で「タウシュベツ川橋梁」と書いたものが貼り付けてある。ぬかるんだ道を川方向へ進む。ダートの道に「熊注意」とあったため、ヨークシャーファームで買い求めた熊笛を吹き鳴らしながら進む。と、先客が戻ってくるのに行き会う。先客氏「アーチ橋、見えません。沈んじゃっているか、崩壊してしまっているか、わかりませんけど」と無念な面持ちでわれわれに教示してくれる。提げた三脚がむなしく光っている。なるほど、川に出たが、川の水があるだけで何もみえない。残念。
宿へ向かうため、国道をもどることとしたが、途中除雪センターの近くに昔の鉄道の駅があるというので、パーキングに入る。すると、道の向こうになにやら動くものが見える。エゾ鹿である。道路脇のクマザサ等をモグモグと食べながら、下に下りてくる。角の形状からするとまだ若い。こちら(道)の方に来ないことを念じて車をソロソロっと発信させる。どうか事故にあわぬよう、祈って鹿とお別れし、宿へ。糠平の温泉を満喫する。
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Last updated
2006.09.06 21:05:30
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