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カテゴリ:絵画.・アート
現在熱海起雲閣で「森村誠一展」が開催されている。江戸川乱歩賞受賞作の「高層の死角」以来の業績を辿るものである。 その一角に森村氏の肖像画が展示されているが、この作者が誰あろう、あの和田義彦氏である。例のアルベルト・スギ氏作品の盗作騒動で連日マスコミを賑わしたお方である。絵の出来は、可もなく不可もなく、まぁイタリア人の画家が森村氏を知っている可能性は少ないので、これは和田氏のオリジナルだろうと推察されるが、これが却って偽スギ作品との乖離を表していて、あの作品群がなければ、大臣表彰を受けるような画業ではなかったとわたしには思われるのであるから、げに恐ろしいのは天の眼である。 おぼろげな記憶であるが、例の騒ぎの時は、森村氏は数少ない和田氏擁護派であったに記憶しているので、その誼で、展示物の中に加えたのだろうか。 蛇足ながら、綿貫民輔氏の肖像画はどうなったのかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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