月船　独り言

久しぶりに新薬師寺が表に出てきた。
奈良の散策やガイドブックでもよく忘れられているお寺それが新薬師寺だ。光明皇后が聖武天皇の病気平癒を願って建立された寺院である。１２神将が有名で薄暗い金堂の中身近に見ることができる。奈良公園から歩いてくると崩れかけた土塀が連なり、わびさびの世界が展開される。以前は宿泊もでき私たち家族も新薬師寺で泊まった。大きな五右衛門ぶろを今でも思い出す。

この度は巨大金堂跡が発見されたというニュースを見てとても喜んでおります。奈良で学生時代をおくった私はあるスナック（千影）でバーテンの様なバイトをしており、そこのお客様として新薬師寺の管長とお知り合いになった。中田貫主として９１歳という年齢とともにコメントが書かれていたのでまだまだお元気な様子。中田貫主は養子でお若いころは仏像を売りに出したりハチャメチャなこともなさったようだが、すごく素敵なお坊様です。スナックのママと私と３人で旅行に行き初めてボタン鍋を頂いたのが思い出に残っている。

またまた思い出したことは、東大寺の落慶法要のおり新薬師寺の館長も行列に連なって歩いておられた時、人垣の中に私を見つけてウインクをしていただいた。あの落慶法要にはさだまさしのコンサートもありました。

中田聖観先生この度は新薬師寺に光がさしてよかったですね。
ますますお元気で。